【多治見市】多治見ぶらり旅③ かまや多治見

多治見市へぶらり旅に出かけた編集部。「CAFE NEU！（ノイ）」さんでインドカレーランチを食べ、「THE GROUND MINO」さんで多治見の「土」や「やきもの」の歴史や文化に深く触れた後は、そのまま、THE GROUND MINOさんのお向かいにある「かまや多治見」さんへ。

この「かまや多治見」さんも、2023年4月にオープンしたばかりの複合施設。明治から昭和初期にかけて美濃焼の商家が立ち並んでいた「本町オリベストリート」で、145年間にわたって時代の移り変わりを見てきた三軒長屋をリノベーションしているんです。

こちらの建物には、日々の暮らしの中で心を豊かにしてくれる品々を扱う店主が集い、スパイスカレー店やオーガニック食材を扱うお店、暮らしの道具や雑貨がそろうお店がオープンしているほか、茶室やイベントスペース、レンタルオフィスも備わっています。

暖簾をくぐって建物に入ったすぐのイベントスペースでは、地元陶芸作家の作品が展示販売され、@kitoco.catalog さんのオリジナルTシャツも並んでいました。

また、夏らしい涼やかなガラスのグラスやカトラリーも発見！小さなパフェグラスがあまりにも可愛らしくて、思わず購入してしまいました。これで、自宅で好きなフルーツとアイスでパフェが作れます！（笑）

イベントスペースにて展示販売されていた田中太郎さんの陶作品

イベントスペースの奥には、身の回りの物を生かし、土器（！）などの作品を制作する陶芸作家の田中太郎さんが営むカレーのお店があります。この「タナカリー」さんでは、有機野菜や無添加調味料など、自然のものにこだわったスリランカカレーをベースにしたスパイスカレーが味わえるのだそう！

店内のインテリアも個性的で、絶対美味しいカレーが味わえる予感がします。（ご飯が前方後円墳型に盛られていたりと、カレーもとても独創的。次の多治見旅では、こちらのカレーもぜひ食べたい…！）

そして、タナカリーさんのお隣は、岐阜県を中心に全国の有機農園で収穫された有機農産物や有機加工食品、暮らしに彩りを添える花や生活雑貨を扱う「Grass & Leaves」さん。おしゃれなパッケージの輸入調味料から国産有機栽培のお茶まで、さまざまなグロサリーや雑貨が並んでいて、思わず目移りしてしまいます。

自分用はもちろん、友人へのお土産にオーガニック食材を買うのも素敵ですよね。

最後は「かまや多治見」のオープン前からこちらの建物で営業されている「ハナタロウ商店」さんへ。（建物内で他のお店とも繋がっています）

店主の加藤有子さんが、陶芸品に限らず、実際に使って人にも勧めたいと思った‟暮らしが楽しくなる生活の道具”や雑貨、衣服などもセレクトして販売していて、興味をそそられるものばかり。

実は有子さんのご主人の加藤貴也さんは「かまや多治見」のオーナーであり、家業である「司電気炉製作所」の築炉師として電気炉（電気窯）製作をするほか、自身も陶芸家として作品を制作されていて、「ハナタロウ商店」さんでもその作品を取り扱っています。

さらに、貴也さんが電気炉製作の仕事を通じて知り合った全国各地の50以上の陶芸作家さんのマグカップを集めたマグ専門店「司ワンダーマグ」の商品も壁面にずらり。単純にマグカップといっても、本当に作家さんによって形もデザインも質感も全く違うので、陶芸の奥深さを実感することができます。自分ならどんなマグを選ぶかな、あの人に贈るならどのマグかな…などと考えながら眺めているとワクワクします！