【対談】リトルに入って正直どう?②

この春、さかだちブックスを運営するリトルクリエイティブセンターは3名の新しい仲間を迎えます。
すると、社員は総勢11名。ずっと先だと思っていた10名がもう目の前に迫っています。

だれかが言いました、「会社は10名までが創業期、スタートアップメンバーだ」と。

リトルはこれから創業期を越え、新たなステージへと進みます。

このタイミングでさかだちブックスの杉田がスタートアップのメンバーに聞いてみました

「みんな、リトルに入って正直どう?」

給料や福利厚生をとったら、他にいくらでもいい会社があるなかで、なぜみんなはこの会社を選び、今もはたらき続けているのか?

リトルメンバーのリアルな声、お届けします。

-第1話 ハヤシさんに聞いてみた
-第2話 ウスイさんに聞いてみた
-第3話 アラマキさんに聞いてみた


第2話 ウスイさんに聞いてみた

働いている実感をダイレクトに感じられる

杉田 臼井さんは、現在のメンバーの中では会社立ち上げメンバーの3人に続いて4人目の入社ですよね。前回の林さんとの対談の中で「リトルの変化」についての話が出たのですが、入社してから丸3年、どう感じていますか?

臼井 変化かあ。一番わかりやすい例でいえば、入社当初は週休1日やったけど、今はほぼ週休2日になっとる、とかかな。

杉田 そうなんですね! わたしと臼井さんは入社時期は半年くらいしか変わらないのに、その期間にも変化していたんですね。

臼井 そうやね、この短期間でいっぱい変わったな……週1の休みから、隔週で週2になったり、曜日が変わったり、休みに関しては結構変動が多かったかも。

杉田 不安定といえば不安定かもしれないですが、状況に合わせてものすごく柔軟な会社ですよね。

臼井 あとはこの3年の間にめっちゃ人増えたよね。4人からどんどん増えて、たった3年の間に…何人増えたんや…? もうパッと分からへん、7人くらい増えた?

中央の細長いペンシルビルがリトルクリエイティブセンター本社。

杉田 えーと、この春11人になるので、そうですね。ほぼ3倍だ(笑)。

臼井 入社時は4人でどうにかするしかなくて、商店街のイベントを進めるのも手一杯やったね。今は人数も経験も増えてきたから、あの頃に比べたら安定してると思う。少しは……(笑)。

杉田 うんうん。任せていただけるプロジェクトの規模も大きくなってきましたね。

臼井 あの当時「うわー!これは大変やな、どうする?」って4人で悩んできたことも、今は相談できる人が増えたし、役割も分担して進められるようになったから心強い。今も「どうする?」ってみんなで悩んで考えるスタンスは変わってないけどね。みんなで悩んで、考えて、試行錯誤しながら進んでいく姿がリトルらしさであり、いいところであり、改善点でもあり……

杉田 効率は悪いし、不器用な人が多いけど(笑)、だからこそ「みんなでいっしょに」というのは大切にしていますね。

臼井 そうやね。これからもっと会社を成長させていくぞって時のメンバーの一員として仕事ができるって、大変さ以上に貴重で贅沢な経験やなって感じる部分が大きい。ある程度成長しているであろう数年後のリトルに入社したら、そりゃ今よりもっと楽やろうけど……その基盤?地盤?を作る過程にいられることが嬉しいし、楽しいし、おもしろい。

杉田 冒頭の「変化を楽しむ」という部分にも繋がってきますね。

臼井 あっ、そうそう、あと忘れちゃいけないのがお給料ですかね! 毎年ちゃんと上げていただいてありがとうございます。これもね、自分たちの頑張り次第で上がるか下がるか超ダイレクトに分かるところがリトルだよね。稼ぐっていうと言い方がやらしいかもしれんけど、逆に言えばいい仕事して会社が伸びた時は胸張って「私たちが頑張ったからだな!」って思えるわけだから、こんなにもお給料を「自分が働いた実感」として受け取れることってないよ。

お客さんと顔の見える関係を

杉田 臼井さんはリトルに入社前は比較的大きな印刷会社でデザイナーとして働かれていたということで、デザイナーとしての働き方に随分ギャップがあったと思うのですが、戸惑いはなかったですか?

臼井 戸惑いしかなかったよ!(笑)そこそこ大きめの会社でデザイナーとして働いてました、って表現すると随分華やかな感じがするけど、実際はずっと社内にこもりっきりだったね。自分がやってる仕事のクライアントの顔をきちんと知っていることって殆どなくて、わたしは一体どんな人と仕事をしてるのか、わたしが作ったものの反応はどうだったのか、全然分かんない。

杉田 なるほど……。その点リトルは営業がいないから直接お客さんの顔が見えますよね。

臼井さんがロゴやショップツールのデザインを担当したcafe&hair salon「re:verb」さん

臼井 そうやね。クライアントの顔が見えて、自分が作ったものの反応もダイレクトにもらえる。目の前で喜んでくれる顔が見えるってこんなに嬉しいんや!って、リトルに入って初めて経験した

杉田 きれいごとに聞こえてしまうかもしれないけど、お客さんやリトルのデザインに触れた人に喜んでいただけるのがモチベーションになりますよね。社内の人とも、社外の人とも顔の見える関係が築けるというのはリトルのいいところだなって思います。反対に大変なところはありますか?

臼井 うーん、打ち合わせもそうやけど、基本的に最初から最後まで自分が進めんといかんから、それはちょっと大変かな。立ち上げメンバーからしたら自分たちで進めていくのって当たり前のことで、だからわたし1人だけあれもこれも分かってない状況がめちゃくちゃ不安やったのは覚えとる。

杉田 みんなやさしくて相談には乗ってくださるけど、上司・部下の関係性がないから、基本的に教えてはもらえないですよね(笑)。わたしも最初はもはや自分のわからないことがわからなくて不安でした(笑)。

臼井 そうやね。自分でやらなくちゃいけないことは増えたけど、その分クライアントの一番近くで寄り添うことができるし、こういう見せ方がしてみたいっていう挑戦もどんどんしていけるのが楽しい。自由にできるって自分でその責任を持たないといけないから楽なことではないけどね。

岐阜って「何もない」は「知らない」だけ

杉田 ちょっと話が変わりますが、リトルに入ったことで、岐阜の見え方って変わりましたか?

臼井 正直、リトルに入るまで岐阜のこと全然知らんかったね。柳ケ瀬なんてもっと知らんかった。

杉田 意外です……!  臼井さんはすごく街に馴染んでいるので、昔から柳ケ瀬は馴染みの場所なのかと思ってました(笑)。

臼井 わたしの中の柳ケ瀬は、バブリーな時代にお母さんがブイブイ言わせとった場所っていう印象しかない(笑)。あとは高校生の時に画材屋さんにちょっとお世話になってたぐらい。遊びに行く場所ではなかったし、柳ケ瀬に限らず岐阜ってほんと何もなくてつまらん場所やなと思っとった

杉田 つまらん場所かあ……今はどうですか?

臼井 リトルに入ってから、「何もない」じゃなくて、私が岐阜のことを知らんだけやって気付いたんよ。知らんっていうか、知ろうとしてなかっただけ。わたしはデザイナーのほかに、やながせ倉庫団地の管理・運営っていう役割があるんやけど、やながせ倉庫は最近できた場所やと思っとったしね。まさか10年以上前からあったとは……

臼井さんが管理・運営を務めるやながせ倉庫団地。今年で15年目を迎える。

杉田 「何もない」が「知らなかっただけ」って気づくのは、結局知ったときだから、知る機会をつくるというのも私たちの大切な役割なんじゃないかなって思います。岐阜のことを知った上で、臼井さんはどんなところに魅力を感じていますか?

臼井 個性的でパワフルな人が多いところが岐阜の魅力かなぁ。どの人も内に秘めたる熱量がすごくて、しかもその熱量をちゃんと放出してる。あの頃はつまらんって思っとったけど、今となっては逆にめっちゃつまるな〜!って思うよ!(笑)

杉田 それはわたしもすごく共感します!

臼井 街にいる人たちと関わるようになって、カッコイイって思える大人の多さにびっくりした! こんなにもおもしろくて素敵な人たちがたくさんいる街だったなんて!

杉田 街って人でできているなあとつくづく感じます。

臼井 そうやね。リトルってまちづくりの会社だと思われてそうだけど、まちづくりや地域おこしの意識はあんまりないかも。いい人がいて、いい店があって、それが集まるから「いい街」になっていくと思ってて、リトルはその過程をデザインという手段でお手伝いさせてもらってるんだと思っとる。それで「いい店」が街に増えていくことが、結果として街に還元できてるなら嬉しいね。

杉田 少しずつその輪を広げていけたらいいですね! 臼井さん、今日はありがとうございました!


【お知らせ】さかだちブックスを運営するリトルクリエイティブセンターは2019年4月24日に秋採用の募集を開始しました。詳細は記事をご覧ください。


臼井 南風(うすい みなみ)
岐阜生まれ岐阜育ち。2016年株式会社リトルクリエイティブセンター入社。グラフィックデザインを担当。お酒と鶏肉をこよなく愛する。

杉田 映理子(すぎた えりこ)
2017年株式会社リトルクリエイティブセンターで編集とライティングを担当。

2019年04月25日作成
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