【飛騨市】さかだちぶらり旅・飛騨古川《前編/ソヤ畦畑・Earth to Table・カノコヤ》

さかだちブックスを運営するリトルクリエイティブセンターが毎月発行しているフリーペーパー「TOFU magazine」。

10月に発行した08号の特集では、飛騨市古川町の畦畑(うねはた)地区で、無農薬・無肥料の自然栽培で豆や野菜を育てている「ソヤ畦畑」の森本悠己さんと恵美さんをご紹介しました。

今回はその取材や撮影の合い間に、飛騨古川のまちをぶらりとめぐった様子を2回に分けてご紹介します。

鯉が泳ぐ瀬戸川と白壁土蔵で知られる飛騨古川。取材の日はあいにくの雨降りでしたが、しっとりと濡れそぼる町並みも風情があります。

取材の前に、ソヤ畦畑さんの野菜を使ったランチプレートが食べられる木曜日限定のポップアップカフェ「Earth to Table」へ。会場は壱之町通りにあり、カレーやメロンパンが人気の「壱之町珈琲店」の裏にあるスペース「イチノマチクラブ」です。

普段は野菜の出荷場として使われていますが、カフェやイベントの開催日には、採れたての野菜や豆も販売しています。鈴ピーマンやフルーツほおずきなど、珍しい野菜も。

しばらくすると、前菜が運ばれてきました!

これは、半白キュウリのシャーベット。キュウリの水分を生かしてシャーベットにしているんですが、不思議なことに生のまま齧るよりも、さらにキュウリの味を感じます。さっぱりしていて、シャリシャリした食感も楽しい!

本日のEarth to Table(前菜・ドリンク付き) 1200円

そして、お待ちかねのプレートが登場!

えごまと間引き人参の葉のローストがのったおむすびや、青巾着ナスのグリル、チャツネが入った鈴ピーマン、焼いた梨ナスのマリネ漬け、新じゃがのガレット…。どれも野菜そのものの甘みや苦み、ジューシーさ、歯ごたえや食感の違いが驚くほどに感じられて、まさに五感を使って料理を味わう体験でした。

中でも、プレートの真ん中にある青大豆「越前みどり」を中東料理風にアレンジしたフムスは、スパイスも効いていて、初めて味わう美味しさ。

ドリンクはスペアミントのシロップジュース。こちらもさっぱり。それにしても、ミョウガがそのまま刺してあるなんて、斬新です!もちろん、ミョウガもそのまま齧って食べられます。

野菜だけでも、充分にお腹がいっぱい。しかも、心も満ち足りたランチでした。

このEarth to Tableは、ソヤ畦畑さんの野菜が採れる夏から初秋の期間だけ、不定期の木曜日に開催されています。開催日や予約などは、こちらのインスタグラムでご確認ください。

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続いて、ご近所にあるワッフルのお店「カノコヤ」さんへも伺いました!

2020年2月頃にオープンした小さなお店です。

自家焙煎のオーガニックコーヒーと飛騨産や国産にこだわったワッフルが自慢で、ワッフルには岐阜県産小麦粉、飛騨産鶏卵、飛騨古川の「牧成舎」さんの牛乳などを使っています。

「あぶらえ(えごま)」のワッフルが特に人気だそうですが、残念ながらこの日は売り切れ。レーズンのワッフルを買って帰りました。

レーズンワッフル 250円

サクサクっとした香ばしい生地と、優しい甘み。レーズンもごろごろ入っています。いくつでも食べられてしまいそうなワッフルでした。

テイクアウトもできるので、おみやげにもぴったり。飛騨古川を訪れたときは、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。


カノコヤ

住所:飛騨市古川町弐之町3-1

営業時間:11:30〜17:00

定休日:木曜、日曜

Facebook:@kanokoyacoffee 

インスタグラム:kanokoyacafe

2020年10月11日作成
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