【東京】グリル ビクトリヤ

東京都台東区。JR鶯谷駅北口から徒歩3分、小学校の裏手にひっそりと佇む「グリルビクトリヤ」さんへ伺いました。

グリルビクトリヤ 外観

鮮やかな赤いひさしと「純洋食」とレトロなフォントで書かれた看板が目を引くこちらの洋食店は、1965年創業の老舗。テレビや雑誌でもたびたび取り上げられている人気店なんです。

テーブルとカウンターがそれぞれ数席というこぢんまりとした店内は、どこか懐かしい喫茶店のような雰囲気!

BGMには、かつてミュージシャンを目指していたという2代目店主の大原俊一さんがセレクトしたジャズ音楽がかかり、窓際には、大原さんのレコードコレクションがずらりと並んでいます。

メニューはオードブルから魚、豚、牛、鳥料理、メンチカツやナポリタンといった特製料理までがずらり。名物は「手ごねハンバーグ」と「ヒレのしょうが焼き」ということで、今回はハンバーグを注文しました!

ハンバーグのタネは国産A5ランクの牛肉と豚肉を独自の割合で配合し、毎日お店で挽いているんだそう。

そして、こちらのお店のハンバーグの美味しさの最大の秘密は、デミグラスソース!玉ねぎ、セロリ、にんじんを中心にパセリ、にんにくなど、いろいろな野菜と牛すじ肉を、なんと約1ヶ月もの時間をかけてじっくりと煮込んで作っているんです。

手ごねハンバーグランチ(ライス付)税込1,300円
※平日はホットコーヒーまたはホットティーサービス(土日祝は+200円で追加可)

さらに、つやつやと輝く半熟目玉焼きを乗せて完成!ハンバーグの上に目玉焼きを乗せるスタイルは、創業当時から変わりません。

外はカリッと香ばしく、中はふわっとジューシーな仕上がりのハンバーグは、噛み締めるほどに肉の旨みが口いっぱいに広がります。たっぷりの野菜で作る、まるで漆黒のようなデミグラスソースは、コクのある深い味わいでお肉との相性も抜群!

2代目として家業を継いだばかりの頃は、先代と比べられることも多くて苦労されたという大原さん。それでも、お客さんに美味しいと喜んでもらえる料理を提供するために日々努力を重ね、今なお昔からの常連さんや地元の方に愛される名店を守り続けています。

お客さんとの関わりも深く、店内の壁には常連さんと撮影した写真もたくさん!「高校生の頃から通っていたお客さんが試験の合格の報告をしに来てくれたり、『子どもが生まれたよ』と連れてきて来てくれたりね」と心温まるエピソードも教えてくれました。

手間暇かけてつくる美味しい料理と、人情味あふれる店主が迎えてくれる素敵な洋食店「グリル ビクトリヤ」さん。みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね!


グリル ビクトリヤ

住所:東京都台東区根岸3-12-18

営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00

定休日:水曜

TEL:03-3873-4841

WEBサイト:http://www7.plala.or.jp/g-victoriya/

2022年05月12日作成
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