さかだちぶらり旅・福井編「RENEW」
2019年10月12〜14日に福井県で「RENEW2019」が開催されました!
今年で5回目を迎えるRENEWは、福井県鯖江市・越前市・越前町を舞台に、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維の7つの産地のものづくりの現場を見学・体験できるイベントです。
さかだち編集部は2日目の13日にお邪魔しました。
まずは総合案内のうるしの里会館へ。
RENEWはメインビジュアルの赤いドットが目印。町中のいたるところがこのイメージに彩られていて、盛り上がっていました。
うるしの里会館では、「まち/ひと/しごと -Locaism Expo Fukui-」が開催されており、全国の地域からデザインやものづくりをされている出店者さんが一堂に介しショップとして取り組みを紹介。
各地域で活躍するプレーヤーから直接お話を聞くことができ、とても有意義な時間となりました。
こちらは「RENEWストア」。参加企業のプロダクトを中心に、福井でつくられた様々な商品を手にとって見ることができます。
鯖江といえばメガネ。
杉田さんは、メガネの端材を素材にしたストラップをゲット!
総合案内には、他にもトークイベントやうるしに関する展示、レンタサイクル、フード出店など楽しい企画がたっぷりと詰まっていました。
すでに満喫した気分の編集部ですが、ここからが本番。
お待ちかねの工房見学です。
最初に訪れたのは創業1793年のうるし工房「漆琳堂」さん。
ホテルや旅館のお椀を中心とした越前漆器の「塗り」を手がける工房です。
20分間ほどの工房見学では職人さんが自ら案内してくださいました。
漆器の製造は基本的に分業制。
プレスチックや木から器を作る工程、漆を塗る工程、絵や柄を描く加飾の工程をそれぞれの専門の職人さんが手がけます。
こちらは漆を乾燥させる工程。
木製の戸棚のようなものの扉を開けると、くるくると回転する機械が内蔵されており、うるしが均一に乾燥する仕組みになっていました….!
これはぜひ動いているところを見ていただきたいです。
突然ですがここで問題!
漆を塗るための刷毛はある生き物の毛が使われています。
その生き物とはなんでしょう…..?
正解は、、、
「人毛……!!」
人間の髪の毛のコシが漆を塗るのに適しているのだそうです。
これにはびっくりしました!
工房見学で漆器の奥深さに触れたあとは、工房に併設されているショップでお買い物。
伝統的な色柄のほかに、モダンなデザインを加えた自社ブランド「お椀やうちだ」商品も並んでおり、若い世代にも大人気でした。
ものができるまでの過程を知ると、愛着も深まりますね!
続いて訪れたのは「谷口眼鏡」さん。
60年にわたり、職人が手作業でメガネづくりをしています。
メガネの工場見学。#renew#谷口眼鏡 pic.twitter.com/h148tCRu3k
— さかだちブックス|岐阜のローカルメディア (@sakadachibooks) October 13, 2019
自由に工房内を見学したり、メガネのフレームを削る体験をしたり、メガネの試着体験をしたり。
こんなにたくさんのメガネを掛けたのは初めてです!
手仕事で作られたあたたかみを感じるメガネは普段メガネを掛けていなくても不思議と顔に馴染みます。
回った工房は2件でしたが、街の雰囲気も味わいながら、ゆったりと満喫できた1日でした。
岐阜でも11月に「関の工場参観日」が開催されます。(見学・体験の予約は本日17日スタート!)
ぜひ岐阜のものづくりの現場にも触れてみてくださいね!
〜おまけの福井ランチ〜
イート、越前そば。#renew#福井 pic.twitter.com/I1aypBDp45
— さかだちブックス|岐阜のローカルメディア (@sakadachibooks) October 13, 2019
福井といえば越前そば!
車で走っていても、窓の外は白い花をつけた一面のそば畑でした。
今回は越前市の「大福」さんでいただきました。
太めの麺に辛味大根たっぷりのおつゆをかけていただきます!
なかなかの辛さですが、これがクセになるんです……。
福井を訪れた際はぜひ。
RENEW2019
日時: 2019年10月12日〜 14日 10:00 – 17:00(ナイトイベントあり)
会場 : 福井県鯖江市・越前市・越前町全域
総合案内:うるしの里会館(福井県鯖江市西袋40-1-2)
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