【本巣市】市制20周年記念、樽見鉄道ラッピング車両「モトスミライ号」2月上旬運行スタート!

2024年2月に岐阜県本巣市が市制20周年を迎えることを記念して、地元のローカル鉄道「樽見鉄道」の新たなラッピング車両が2月から運行されます!

「モトスミライ号」と名付けられたこの車両は、岐阜工業高等専門学校(以下岐阜高専)美術部と本巣松陽高校の生徒のみなさんによるデザイン。ボディ、内装、ヘッドマーク、そしてネーミングもすべてがワークショップを行った学生たちのアイディアをもとにつくられたオリジナルの特別車両なんです!

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1月26日には「モトスミライ号」のお披露目となる「出発式」が、樽見鉄道本巣駅の車両基地にて開催されました!藤原勉本巣市長をはじめ、デザインを担当した2校の代表生徒や本巣市議会議員などが参加。

藤原市長のあいさつやテープカットの後、モトスミライ号は多くの人に見守られながら車両基地からホームに移動し、式典参加者を乗せて臨時運行をしました!

参加者のみなさんがカメラを持って待ち構えるなか、モトスミライ号がゆっくりとホームにやってきます。本巣市のシンボル、淡墨桜をイメージした淡いピンクのボディと、市のマスコットキャラクター「もとまる」をあしらったヘッドマークが雪景色に映えます!

ちなみにヘッドマークは前と後ろでデザインが異なり、式典の参加者には2種類のヘッドマークの限定缶バッチが配布されました。

ボディにはキャッチコピー「本巣市市制20th 未来への希望をつなぐ」が大きく描かれ、運行中も目を引くデザインになっています。また、キャッチコピーには、これから先20年後も本巣市が素敵なまちであってほしい、そんな未来への希望と期待が込められています。

内装のデザインにも学生たちのこだわりが溢れていて、天井から壁面、床、そして吊り革など細部に至るまでオリジナルのデザインが施されています。樽見鉄道がここまで丸ごとラッピングされる事例は珍しいのだそう…!

内装のデザインは、ワークショップ期間中に実施したアンケート「20年後も残したい本巣市の景色」で、本巣松陽高校の学生さんから集まった回答をもとにつくられました。

淡墨桜と、本巣市から大垣市にかけての樽見鉄道沿線の街並みが壁面に描かれ、天井には市制20周年を祝うかのように20個の星が瞬き、足元には本巣市が誇る清流、根尾川が流れています。天井からカーテン、床面にかけて一つの景色に見えるよう、連続性のあるデザインを実現することにこだわっています。

吊り革をじっくりと見ている藤原市長…。何が書かれているのかというと…。

実は一つ一つの吊り革に、学生たちから寄せられた「20年後の将来の夢」と「もとす」を頭文字にした市制20周年を祝うコメントがあしらわれているんです!

シートに座って見上げるとちょうど読むことができるので、乗車された際にはぜひ読んでみてくださいね。

さらに、子どもから年配の方まで、老若男女に親しまれるようにと、デザインには「もとまる」がたくさん登場します。中でもドア付近の「もとまる」は大きく描かれ、インパクト大!!乗車記念のフォトスポットとしてもおすすめですよ。

本巣駅から樽見駅までの運行中は、樽見鉄道の清水さんが車窓から見える景色について案内をしてくださいました。

本巣市ののどかな風景が続き、途中で眼下に見える根尾川はとても美しく、特にこの日は数日前に降り積もった雪のおかげで、遠いまちに小旅行に来たかのような非日常的な気分を味わうことができました。

岐阜高専と本巣松陽高校の代表生徒からは、デザインに込めた想いやこだわり、これまでのワークショップを振り返っての感想が述べられました。生徒のみなさんも実際に運行する「モトスミライ号」に初めての乗客として乗車できて、とても嬉しそうです!

「モトスミライ号」は2月上旬から当面の間通常運行し、運行ダイヤは樽見鉄道の公式サイトで確認できるようになる予定です。地元の高校生がデザインした特別車両に、ぜひ実際に乗ってみてくださいね!

(モトスミライ号のデザイン補助とワークショップの運営は、さかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました。)

2024年02月04日作成
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