【本巣市】市制20周年記念「樽見鉄道ラッピングWS ヘッドマークを考えよう」が開催されました!

岐阜県本巣市は2024年2月に市制20周年を迎えます。本巣市では20周年を記念して、市内を走るローカル鉄道「樽見鉄道」のラッピングデザインを考えるワークショップを2023年9月にスタートしました。

ワークショップに参加しているのは市内にある岐阜工業高等専門学校と本巣松陽高校の生徒のみなさん。第1回のワークショップでは岐阜高専の美術部がラッピングの内装のデザインを制作し、それを踏まえて第2回では本巣松陽高校の2年生が車両の愛称とキャッチコピーを考えました。


▶️第1回のワークショップの記事はこちら

▶️第2回のワークショップの記事はこちら

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そして迎えた11月1日の第3回のワークショップでは、再び岐阜高専の美術部がヘッドマークのデザインを制作しました!

授業終了後、11名のメンバーが会場に集まり、和やかな空気の中でワークショップがスタート。本巣松陽高校の2年生が考えた愛称とキャッチコピーから美術部のメンバーがインスピレーションを膨らませ、デザインを起こしていきます。

2つのグループに分かれ、全国の鉄道のヘッドマークの事例を見ながら、色鉛筆やiPadを使って一人ずつアイディアを描いていきます。初回に自分たちが考えた内装のラッピングデザインも見返しながら、真剣な表情でじっくりとデザインを考えていました!

一通り個人のアイディアを出し切ったところで、グループ内でデザイン案を共有し、さらにブラッシュアップ。愛称がはっきりと見えるよう、ロゴマークのようにデザインしてみたり、本巣市のマスコットキャラクター「もとまる」や、本巣市の風景をあしらったり…。さまざまなアイディアが飛び交います。

そして、2時間という短い時間の中で、グループごとにまとめたアイディアを全員の前で発表!

【Aグループ】

もとまるが淡墨(うすずみ)桜を滑って楽しんでいる案や桜の⽊になりきっている案など、内装にも描かれている淡墨桜を⽤い、キャッチーな印象に落とし込んだ2案と、もとまるが「本巣市市制20th」の⽂字を抱えたイラストを全⾯に押し出した案の計3案を提案。

【Bグループ】

もとまるを下から顔を覗かせるようなポーズで描き、背景に淡い色を使用することで「本巣市市制20th」という文字がしっかりと浮き上がるように工夫。さらに市章を入れることで、本巣市民にも親しみを持ってもらえることを目指したデザインを提案。

両グループともに、話し合いの段階では本巣市の⾵景や樽⾒鉄道のイラスト等を使⽤した案もありましたが、子どもから大人までたくさんの乗客に親しみをもってもらえるようにと、最終的にはもとまるを取り入れる案にまとまりました。

ワークショップは今回で終了。学生のみなさんが考えたラッピング車両の案は、リトルクリエイティブセンターがブラッシュアップしてデザイン化。完成した車両は、来年2月の市制20周年に向けて運行開始する予定です。さかだちブックスでは今後の動向もお届けしますので、どうぞお楽しみに!

2023年11月14日作成
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