【本巣市】市制20周年記念「樽見鉄道ラッピングワークショップ」開催!

岐阜県本巣市は2024年2月に市制20周年を迎えます。本巣市では20周年を記念して、市内を走るローカル鉄道「樽見鉄道」のラッピングデザインを考えるワークショップをスタートしました!

“市制20周年記念の鉄道ラッピングデザインを考える”というミッションを任されているのは、市内にある2つの学校「岐阜工業高等専門学校(以下、岐阜高専)」と「本巣松陽高校」の生徒のみなさんです。今後、数回にわたるワークショップとアンケートを実施して、さかだちブックスを運営するデザイン会社リトルクリエティブセンターといっしょにラッピングデザインを完成させます!

2023年9月20日、事前に本巣松陽高校の生徒を対象に行われた「本巣市の魅力」「20年後も残したい本巣市の風景」などを尋ねるアンケートの回答をもとに、岐阜高専の美術部がデザイン案を考えました。

1〜4年生15名がワークショップに参加してくれました!

当日の流れは以下の通りで、本巣市役所と樽見鉄道の職員さんがワークショップの様子を見守ります。

今回のワークショップでは、【天井チーム】【内装、小物チーム】【床面チーム】の3チームに分かれて内装デザインを考えます。

早速、チームごとに分かれて作業をスタート。最初は何から考えればよいのか戸惑う姿も見られましたが、さすが美術部のメンバー、鉄道の図面が書かれたワークシートをもとにペンを動かし始めると、どんどんアイディアが溢れます!

「本巣市のマスコットキャラクター“もとまる”を入れてみたらかわいいかも!」

「20周年のお祝いの言葉を入れてみよう!」

鉄道に乗っている人に楽しんでもらえるように、イメージをかたちにしていきます。

チームごとのアイディアのすり合わせも、4年生が中心となって積極的に進行。お互いのチームのアイディアを尊重しながらも、全体としての統一感が取れるように意見をまとめていきます。

本巣市が発行しているパンフレットや他地域の鉄道ラッピングの事例なども参考にしながら、表現方法を真剣に検討します。

そして、建築学科の学生さんが取り出したのは iPad…!

立体的なイメージ図をすらすらと描いてメンバーに共有していました。

鉄道のラッピングということで、スケール感の把握も重要なポイントです。ワークシート上や iPad上ではなかなか大きさを掴みづらいので、実際にスケールを使って大きさを測り、イメージを膨らませます。

意見を出し合いながらデザイン案を描いていると、あっという間に1時間以上が経過。それでもまだまだ、アイディアが溢れ、まとまりそうになかったため、急遽15分ほど時間を延長して、なんとかチームごとにラッピング案をまとめあげました!

【天井チーム】【内装、小物チーム】【床面チーム】のアイデアをまとめると、床面には本巣市の魅力の一つである川を描き、内装から天井にかけては淡墨桜を施し、夜空の下で桜がライトアップされているような空間に。チームごとの作業でありながら、しっかりと一つの世界観が出来上がりました!

今後は岐阜高専のみなさんのデザイン案をもとに、リトルクリエイティブセンターがデザインを完成。市制20記念のラッピング車両は、来年の2月から運行開始する予定です!水色に赤と白のラインが象徴的な樽見鉄道が、果たしてどんな姿に生まれ変わるのでしょうか?

次は本巣松陽高校の2年生が内装デザイン案をもとに、ラッピング車両の「愛称」と「キャッチコピー」を決め、それを再び岐阜高専美術部のメンバーがヘッドマークのデザインに反映させます。完成はもう少し先になりますが、さかだちブックスでは引き続き、次回からもワークショップの様子をレポートしていきますので、お楽しみに!

2023年10月05日作成
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