【台湾】台湾ぶらり旅(後編) 〜素敵な建物と甘味処〜

美味しかった食べ物をこれでもかと紹介させていただいた「台湾ぶらり旅(前編)」に続き、今回は台湾で出会った素敵な建物と休憩がてら楽しんだ台湾スイーツ(また食べ物!笑)を紹介します。

やはり、海外の “本屋さん” 事情が気になる、さかだち編集部。やってきたのは台北市松山区の「誠品生活松菸店」に入っている「誠品書店」さん。アジア各国にも営業拠点を広げている台湾発の複合型書店で、カフェの併設や本にまつわる食品販売の展開もされています。

あの「みんなの森 ぎふメディアコスモス」と同じく伊東豊雄氏が設計を手がけ、タバコ工場の跡地に建てられた近代的なビルということもあり、先鋭的なアートやカルチャーを発信する場として、特に芸術関係の書籍が多くみられます。中には、繁体字版の日本の書籍もありました。

他にも、子どものためのワークショップスペースや、別フロアに「誠品文具」や誠品生活ならではのセレクトショップが展開されていたりと、見どころ満載の建物でした。

次に紹介するのは、台北市街区の迪化街(ディーホアジエ)という歴史ある問屋街の中にある本屋さんの「郭怡美書店(グォーイーメイシューディエン)」さん。町屋をリノベーションした建物で、昔ながらの雰囲気が存分に活かしている中、セレクトされた本や台湾の作家さんのアート、カフェを楽しむことができます。

各フロアごとに並ぶ本やアートによって表情が変わるのが、本屋ならでは。レトロな雰囲気も相まって、ゆったりとした時間が流れ、思わず長居したくなってしまいます。

ここでは、飛騨高山や白川郷を紹介する繁体字版の旅行ガイドも発見!台湾でも岐阜が紹介されているのは、なんだか嬉しいですね。

剉冰四種任選 70元

迪化街では、「呷圓仔(ジャイーヤァ)」さんで剉冰四種任選(4種類のトッピングのかき氷)」をいただきました。トッピングに選んだのはふわふわの白玉やハスの実。この日の気温は38℃、ほてった体に優しい甘さが沁み渡りました。

こちらは小学校をリノベーションした「台北当代芸術館(MOCA Taipei )」さん。もともと教室だった部屋や講堂などのスペースをうまく活用した現代アートを楽しむことができます。

木々が生い茂る園庭を活かした展示はこの空間ならでは。こちらでは、実際に卓球を楽しむこともできました…!

今回のぶらり旅は主に台北市をめぐりましたが、「千と千尋の神隠し」の舞台としても有名な新北市瑞芳区の九份(ジョウフェン)にもぶらりと足を伸ばしてみました。九份では夕方から夜にかけて赤提灯の明かりが灯り、なんとも言えないノスタルジックな雰囲気を味わうことができます。

台北市から九份までは、片道約1時間半。台北市に戻ってきた後は、甘いものを求めて「豆花荘(ドウホアヅァン)」を訪れました。

雪花冰 85元/三式豆花 75元

こちらで頼んだのは、雪花冰(シュエファービン)と豆花(ドウホア)。豆花は豆腐より若干柔らかいゼリー状のものにシロップをかけたスイーツで、こちらでは好きなトッピングを選んでのせることができます。今回は台湾らしいピーナツ・くずきり餅・タロ芋をチョイス。

つるんと滑らかな舌ざわり豆花と甘めのシロップ、ねっとりと甘くて旨みのあるタロ芋も相性抜群で、ペロリと食べてしまいました。

視察(!?)と言いながら美味しい食べ物に明け暮れた「台湾ぶらり旅」はいかがでしたか?日本から約3時間半で行ける、食も文化も魅力的な「台湾」。訪れる機会がある際は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!

2024年07月30日作成
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