【台湾】台湾ぶらり旅(前編) 〜美味しい食べ物に囲まれて〜

ある視察(!?)で7月上旬に台湾を訪れたさかだち編集部。食を重んじる文化のある台湾には、美味しい食べ物がいっぱい…!ということで、今回は台湾旅で出会った見目も味も最高な台湾グルメを紹介します。

台湾は朝早くから各地で市場が開いていて、市場で朝ごはんを食べたり、朝ごはん片手に仕事に行く人が多いそうです。

こちらは光復市場にある “野菜まん” のお店「極品光復素食包子店(チーピングワンフースーシーパオツディエン)」さん。“素食(スーシー)” はベジタリアン食、“包子(パオツ)” は中華まんという意味で、おばちゃん達がその場で粉をこねて餡を包んだ、10種類ほどの出来立ての野菜まんが楽しめます。

四季豆包(インゲンまん)/高麗菜包(キャベツまん) 各35元

蒸したてふわっふわの皮の中には野菜の餡がこれでもかというほどにたっぷり!あっさりだけど野菜の旨みを存分に味わえて、お肉が入っていなくてもすごい満足感。知らないうちにペロリとたいらげてしまう、まさに朝にぴったりの包子でした。

他にもカラシナ、筍、白菜など、さまざまな種類を混ぜて10個入りの箱で購入する方が多く、現地の方にも大人気のお店でした。

(左から時計回りに)鹹豆漿 35元/燒餅油條 40元/蘿蔔糕 30元

続いて紹介するのは別日の朝食、「李記豆漿(リィズィトウジャン)」さんで頂いた台湾の朝ごはんの定番「鹹豆漿(シェンドウジャン)」。豆乳をお酢でおぼろ豆腐状にしたスープで、体がホッとする優しい味わいです。一緒に頼んだ「燒餅油條(シャオビンヨウティアオ)」は、パイ生地のようなものに揚げパンがサンドされた、見た目驚く炭水化物の塊ですが(日本でいう焼きそばパン!?)、鹹豆漿に浸すとさらに美味。大根もち「蘿蔔糕(ルオーボーガオ)」はもちもちの食感を存分に堪能し、大満足の朝ごはんとなりました。

その後、折角なのでと李記豆漿の近くにある屋台スタイルの「飯糰時刻(ファントァンシーケー)」さんへ朝ごはんをはしご。「飯糰(ファントァン)」とは、もち米や紫米などで具材を包み、俵型に握った台湾風おにぎりのことです。

鹹蛋飯糰 60元

今回注文した具材はアヒルの煮卵、 “鹹蛋(シェンタン)” 。想像以上に大きな俵型のおにぎりの中には、肉でんぶやからし菜の漬物、揚げパンも入っていてとてもボリューミー!塩味が少し強めの鹹蛋は紫米との相性抜群で食がすすみ、満たされたはずのお腹にするりとおさまってしまいました。

台湾では朝市だけでなく、夜市も盛んに開催されています。場所によっては深夜の1時まで開いていて、現地の方で賑わっている場所も多いそうです。

やってきたのは、「臨江街夜市(トンホァジエイエスー)」の近くにある「正好鮮肉小籠湯包(ゼンハオシェンロウシャオロンタンバオ)」さん。こちらも、その場で包んで蒸した絶品の「湯包(タンパオ)」をいただくことができる屋台スタイルのお店です。

(左から時計回りに)焼売 120元/湯包 120元/酸辣湯 45元

まずはそのまま、レンゲに溢れ出す旨みたっぷりの肉汁をすすりながら食べる熱々の湯包(小籠包)は最高…!生姜・酢醤油と一緒に食べるとさらに肉汁のコクが際立ちます。包みたてのもちもちの皮は薄さが絶妙で、何個でも食べれそうでした。もちろん、お肉がぎゅっと詰まった焼売と程よい酸味の酸辣湯(サンラータン)も美味しくて、台湾滞在中に再度訪れるほどお気に入りのお店となりました。

新鮮芒果冰火湯圓 220元

小籠包を堪能した後は、ぶらりと近くの「冰世界」さんで台湾式のかき氷「新鮮芒果冰火湯圓(シンシェンマングオピンインタンユエン)」というマンゴーミルクかき氷を頂きました。旬のマンゴーは新鮮でねっとりと濃厚で、雪のようにふわふわの氷と程よい甘さの練乳がベストマッチ!黒胡麻餡の入った温かくてもっちりとした団子「湯圓(タンユエン)」との相性もぴったりで、食いしんぼうのさかだち編集部は秒の早さでの完食となりました。

臨江街夜市では、こんな可愛らしい人形焼きをお持ち帰り。日本ではなかなか見かけない珍しい形ばかりでしたがベビーカステラのような優しい味わいでした。

台湾ぶらり旅では、もっとたくさん(!)の美味しいものを食べ尽くしてきたのですが、今回の紹介はここまで…!次回の後編では、台湾で訪れた素敵な建物を中心に紹介しますので、お楽しみに!

 

2024年07月29日作成
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