白ごはん.comの「だしブレンド」で、ご家庭の和食を豊かに。

昨年11月に発売されて以来話題の商品「だしブレンド」。

和食レシピサイト「白ごはん.com」と大地のおやつでおなじみの「山本佐太郎商店」が共同で開発されただし取り専用の商品です。

だしブレンドを開発された、白ごはん.comの主宰で料理研究家の冨田ただすけさんにお話を伺いました!

 

発売時の紹介記事はこちら

▶︎冨田ただすけ×山本佐太郎商店「だしブレンド」が新発売!

 

発案から2年。研究を重ねてうまれた新商品。


もともと企業で7年間ほど食品の企画開発をされていた冨田さんの中に、だしブレンドの元となるアイディアが生まれたのは発売からおよそ2年前。

和食の家庭料理で必ず使う、米やだしをオリジナル商品にしたいという思いがありました。

そんななか、ご友人である和菓子職人、町野 仁英(まっちん)さんのご紹介で、山本佐太郎商店の山本 慎一郎さんと出会います。

 

取材は愛知県にある冨田さんの新しいスタジオで。真っ白な空間に差し込む自然光がやわらかい。

「老舗油屋である山本さんにはオリジナル商品を企画するにあたって、様々なメーカーさんをご紹介いただきました。最初はだしパックを考えていて、メーカーさんと1年くらいやりとりしていたのですが、どうも納得いくようにいかず……そこからまた新しいメーカーさんにお願いすることにしたんです。」

まじめにものづくりをすることを何より大切に、妥協を許さずだしパックの試作を続けた冨田さんはあることに気がつきます。

それはだしをとったあとのだしがらが無駄になっているということ。

 

だしがらまで美味しく食べるサイクルの提案


だしがらはさっぱりとしたツナのよう。

だしがらを捨てる時に、もったいない気持ちになる……これまでにも、冨田さんご自身がだしがらをどうにか活用できないものかと、レシピを試行錯誤してきました。

しかし、市販のだしパックのだしがらでは手間をかけても、舌触りが悪くおいしく食べることができないことが多かったといいます。

 

だしがらとマヨネーズを和えてトーストに塗り、こんがりと焼いた「だしがらマヨトースト」 写真提供/白ごはん.com

だしブレンドの開発期間中、昆布やかつお節の価格は右肩上がり。

なんとか有効活用できないか……だしブレンドは原料の削り方にこだわることで食べても違和感ない食感を目指しました。

昆布は粗いチップ状に、かつお節は薄削りした後に、粉砕機にかけるという“薄削り粉砕”という加工をすることでそれを実現しています。

「だし汁のおいしさ」と「だしがらのおいしさ」を両輪で考えることが難しくもおもしろかったところだったそうです。

 

好きな分量を、好きな濃さで


だしブレンドのもう一つの特徴は、分量が決まっているだしパックとは違い、好きな分量を好きな濃さで煮出せること。

1人分の味噌汁から大家族の料理まで、場面に合わせた分量や濃度の調節が簡単にできます。

煮出している間のやさしい香りは、日本人なら誰でもほっとした気持ちになるのではないでしょうか。

 

こし方は、ボールにざるを重ね、さらしでこすやり方の他に、同時発売した白ごはん.comオリジナル「だしこし袋」やお茶パックを使うのもおすすめ。

ちなみに、素朴であたたかな雰囲気のパッケージの文字は冨田さん直筆です!

 

 

「白ごはん.com」10周年の節目を迎えて


だしブレンドが発売された昨年2018年、冨田さんが主宰する「白ごはん.com」は10年目を迎えられました。

白ごはん.comは、もともと料理屋で働いていた頃の料理の記録をご自身が整理する意味で始めたのがきっかけ。同時に、和食を伝えていきたいという使命感もあったといいます。

 

10年の間に、読者の声を取り入れたり、メディアの変化に対応したり、色々と変化したこともありますが、変わらないのはレシピ研究はもちろん、写真撮影から文章の編集まで、冨田さんが1人で手がけるスタイルです。

「料理はスピードが大事なので、良い意味でマイペースでできるようにひとりでやっているんです。」

そう言う冨田さんのレシピは、冨田さんのお人柄を表すかのようにとにかく丁寧。

 

無駄がなくわかりやすい説明に加えて、1工程につき3〜4枚の写真がついているので、細かなタイミングや鍋の様子まで伝わってきます。

普段料理をしない人にとってもやさしいレシピです。

 

取材中、冨田さん自らだし取りをしてくださいました。さすがの手際のよさです。

企業で食品の企画開発をされていた頃から「おいしいものをたくさんの人に届ける」という考え方で続けられている冨田さん。

見られているレシピに対する責任感から「もっとこうしなきゃ!」という気持ちが湧き出てきて、古いレシピの更新も欠かしません。

また、SNSを通した読者の疑問や失敗は直接問い合わせて確認したり、それをレシピに反映させたり、冨田さんの研究はこれからも続きます。

 

だしがらレシピ色々。写真提供/白ごはん.com

だしブレンドの発売により活動の広がりがますます楽しみな冨田さんと、白ごはん.com。

みなさんもぜひブログやSNSをフォローして、ご家庭の食卓を楽しんでくださいね!

 

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料理研究家 冨田ただすけの「ごはんスタジオ」:https://www.facebook.com/sirogohan

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(だしブレンド、だしこし袋のパッケージはさかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました。)


だしブレンド

内容量:85g

価格:1000円+税

 

白ごはん.com

https://www.sirogohan.com/

2019年01月23日作成
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