【岐阜】制作の現場から②/(仮)はじめての岐阜市案内
前回から始まった、“岐阜市”を知らない人に紹介するための「はじめての岐阜案内」の本の制作。
新刊本を担当するのは、この春岐阜に引っ越してきたばかりの杉田さん。
地元民でも観光客でもない、その間の視点で岐阜のまちを紹介し、県内外の方々に楽しんでいただける本の7月の刊行に向けて杉田さんが情報収集中!
今日もその一部始終をご紹介します。
会社のすぐ近くの金公園(こがねこうえん)にやってきました。
公園内に電車が!
つい10数年前までは岐阜は路面電車のまちだったそうです。
今でこそ路線バスが走っていますが、岐阜市街地はバスの本数がすごく多いように感じます。
1911年からおよそ100年かけて線路を街中に伸ばしてきた路面電車は、2005年に惜しまれながらも全線廃止となりました。金(こがね)公園には、レトロカラーと楕円形の窓がかわいらしい車体が保存されています。
近くには切符売り場の名残もあるので探してみてください!
金公園の目の前のお蕎麦やさん「天ころ」と書かれてたのぼりが…天ころ?初めて聞きました。
気になって調べてみると、「天ころ」とは東海地方発祥のころ(香露)うどんの一種で、冷やしたうどんに、出汁の効いた冷たいつゆをかけ、大きな海老の天ぷらと生卵、薬味を加えたものだそうです。気になります。
ところで、岐阜は東海地方に属しますが、“西”か“東”かでいうとどちらなのでしょう?
聞いたところによると、岐阜は西日本の人からは“東”だと言われ、東日本の人からは“西”だと言われるのだとか!
どちらにも入れてもらえない岐阜… 切ない…
散歩をしていると度々目が合うコレ。通称ロボット水門です。
なんともとぼけた表情をしていますが、実はコレ、岐阜県の近代化遺産で、国家の近代化に貢献した重要な建造物だそうです。近代化遺産といってもあまりピンときませんが、全国的には他に富岡製糸場や軍艦島などが挙げられます。85年前に作られ、当初は用水の水量調整に使われていましたが、現在はその役目を終え、姿だけが残っています。
意外とすごいヤツだったみたい…!
街を歩いているとついつい気になってしまうのが、古くてかっこいい建物。
この日も気になる建物を見つけました。扉の向こうは暗く閉ざされていて、入れそうにありませんでしたが、建物の前には「都市景観重要建造物」という文字が!
どうやら、ギャラリーとして使われていた(いる)ようですが、詳細はまだ不明です…。
今回は普段は素通りしてしまうようなところばかりでしたが、新刊本ではそんな場所にも改めてスポットを当ててみようと思います!
「はじめての岐阜市案内(仮)」
予定発行日:2017年7月下旬
予定販売価格:800円+税
予定販売冊数:700冊限定
編集:さかだちブックス・杉田映理子
デザイン:リトルクリエイティブセンター
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