【美濃加茂市】「MARGINALIA 2025」に行ってきました!《前編》
2025年4月12日〜14日に美濃加茂市・中山道エリアの10箇所の会場で開催された合同展示会+マーケット「MARGINALIA 2025」に行ってきました!
「MARGINALIA(マージナリア)」は、中山道エリアにあるショップやギャラリーなどが同時にオープンし、ジャンルレスな会場をめぐって、その土地の景色やものの手触り、味わい、対話や発見を楽しむイベント。2018年にスタートして以来、不定期で開催されています。
今年の会場は10箇所で、どこもとても素敵なスポットばかり!お店によっては営業日が少なかったり、同じ日に営業していなかったりするので、一度に10箇所をめぐれるなんて貴重な機会です!それでは、当日の様子をレポートします!
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◆カレーショップ らんびー
まずは、何より腹ごしらえ…!(笑)ということで、カレーショップ「らんびー」さんからスタート。


らんびーさんでは、MARGINALIA開催の3日間はそれぞれ、多治見市にある「neu!(ノイ)」さんと「タネヲマク」さん、らんびーさんで毎月間借り営業を行なっている「ポポダモン」さんとのコラボカレーを提供。この日はポポダモンさんとのコラボカレーの日でした!
※以前に「らんびー」さんをご紹介した記事はこちら

この日のメニューは「北インドカレープレート」。北インドのカレーは、チャパティやナンをつけて食べるため、肉や乳製品、ナッツを使ったとろみやコクのある濃厚な味わいのカレーが主流です。オープン直後に到着したため、スムーズに店内に入れましたが、月曜日だったにも関わらず、あっという間にお店の外で待つ人も出るほどの盛況ぶりでした。
しばらく待つと、なんとも豪華なプレートが目の前に…!パラクサブジ(ほうれん草の香味炒め)、アルジーラ(じゃがいもクミン炒め)、パニールブルジ(カッテージチーズ炒め)、ダル(豆のカレー)、チキンティッカバターマサラ、赤玉ねぎのアチャール(漬物)、青マンゴーのアチャール、チャパティ(全粒粉の平たいパン)、パパド(薄いせんべい)、ブンディライタ(揚げ玉入りヨーグルトサラダ)、バスマティライス…。
ああ、何でしょう、このオールスター勢揃いのような、どれも外れのない美味しさの融合は…!!いろんな味をあちこち行ったり来たりして、そのたびに驚いたり頷いたり、歓喜したり。まるでプレートの中がカレーのテーマパークのようで、終始、わくわくしながら完食しました!本当に美味しかったー!!

そして、食後にチャイをいただいたのですが、なんと今回のイベント限定で、らんびーさん、ポポダモンさん、ノイさん、タネヲマクさんのチャイの飲み比べができたんです!一言でチャイといっても、すでに色からして全く違います!少しとろりとして軽やかだったり、ミルクとシナモン感が強かったり、カルダモンのスパイシーで爽やかな感じが強かったり、濃厚でスパイシーだったり…。味も全然違う!!こんなにも、チャイにも作る人の嗜好や個性が現れるんですね。
ちなみに、コップの裏にお店の名前が書かれていたので、4つのお店のカレーの個性を思い浮かべつつ、どのお店のチャイなのか、飲みながら予想したのですが…なんと、全部正解できました!!(当てられるとめっちゃ楽しい!)

最後はお会計でお土産にらんびーさんと「nichica」さんのコラボおやつを購入!
すでに1つ目の会場で、もうすっかりイベントを満喫した気持ちですが、まだまだ、これから残り9つの会場をめぐります…!
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◆ Empty Space



レンタルスペース「Empty Space」さんは、イベント期間中はInformationとしてオープン。うつわや布など各会場の商品をセレクトして販売するほか、コーヒースタンドとしても営業していました。
◆ yatra



「yatra」さんは中山道太田宿にある築130年以上の日本家屋を改装したオリジナル衣料のお店。





ちなみに、yatraとはヒンディーの言葉で「旅」という意味だそう。“各地を旅して出会ったひと、もの、技法をもとに、旅するように軽やかな、風の通る衣服”をつくっています。綿とシルクでつくられた服は本当に心まで軽やかになるような着心地!色褪せやほつれができた場合は染め直しや繕い直しもしてくれるので、長く、大切に着ることができます。





また、イベントに合わせて店内で「tonari」さんの展示「small garden」も行われていて、ガラスや陶のオブジェやうつわなどが空間にそっと寄り添うように展示されていました。
◆ GALLERY crossing



2017年に開廊したアートギャラリー「GALLERY crossing」さんでは、彫刻家・栗木義夫さんの個展「Standing forest」を開催。木炭によるデッサンをはじめ、見えない内部に絵付けが施され、内と外の世界を持つ立体へと展開を見せる彫刻作品、オイルペインティング、日々描かれる手のひらサイズの《small picture》など、幅広い表現のアート作品が展示されていました。
◆ 金継ぎ教室 nipponia.

自然由来の天然漆を用いた日本古来からの金継ぎの技法を教えている教室「nipponia.」さんでは、生徒さんの作品を展示していました。金継ぎは金粉だけでなく、銀粉や色漆、真鍮粉などを使うことでいろんな色で補修や装飾ができるのだそう。多様な作品を見ながら、自由な発想でうつわを繕い、楽しむことができるんだなあ、と感じました。
さて、MARGINALIA 2025をめぐる旅は《後編》へと続きます!
《前編》の記事で訪れた「MARGINALIA 2025」の会場
・カレーショップらんびー @lambee_curry
・Empty Space @emptyspace_gifu
・yatra @yatra_noritakeapparel/
・GALLERY crossing @gallery_crossing
・金継ぎ教室 nipponia. @kintsugisclassatnipponia
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