【求人図鑑】ツバメヤ

様々なお店や企業の求人情報をご紹介するさかだちブックスのオリジナルコンテンツ「さかだち求人図鑑」。

求人情報のご紹介と言っても、ただ会社情報や条件を掲載するのではありません。

さかだちブックスの杉田が、実際に企業に潜入!

一日職場体験を通して、職場の雰囲気や、仕事内容の実体験も含めて体験のレポート形式で求人情報をご紹介します。


今回ご紹介するのは、柳ヶ瀬商店街に本店を構える和菓子屋「ツバメヤ」さんです。

「大地のどらやき」や「わらび餅」など、出来る限り自然素材を使い添加物に頼らないお菓子を作り続けて8年、今や柳ヶ瀬に欠かせない存在となりました。

ツバメヤでは現在、「柳ヶ瀬本店」と「大名古屋ビルヂング店」のスタッフを募集しています。

お土産はいつもツバメヤのどら焼きと決めているという杉田さん。

この日はその舞台裏を体験させていただけるということで、わくわくしながら、まずは柳ヶ瀬本店の工房へ!

職人技光る、唯一無二の和菓子作り

一歩足を踏み入れると、香ばしいきな粉の香りと、釜から立ち上る熱気に包まれます。

ツバメヤの和菓子は全てここから生まれています。

和菓子屋の朝は早く、9時のオープンに合わせ、仕込みは朝6時から。

まだ寝静まる柳ヶ瀬でツバメヤの1日が始まります。

釜の中で練られているのは、ツバメヤ名物わらび餅の原料。

原料に熱を加えることで徐々にとろっとしてきます。

それを急速に冷蔵したら、餅を手で絞り出すように均等に分け、きな粉をまぶし、箱詰め。

出来立てがその日のうちに店頭に並びます。

2人の職人さんが乱れることない一定のリズムで、淡々と箱詰めしていく様子は、見惚れてしまうほど息の合ったチームワーク。

職人さんは簡単そうにこなしているように見えますが、きな粉の量や、やわらかなわらび餅をつかむ力加減など、初心者の杉田さんには至難の技……!

毎日およそ1時間半の間に130箱を詰めるというのだから、相当なスピードです。

工房は普段外から見ている店頭の和やかな空気からは想像がつかない程よい緊張感がありました。

素材へのこだわりと、手作業のあたたかさ

もうひとつ、多くのお客様が購入して行くのが「大地のどらやき」。

朝と昼頃の1日に2回、皮を焼く様子はお客様からも見ることができます。通りかかった子どもがひょっこり覗く、微笑ましい姿も。

ゆっくりとベルトコンベヤー式で流れてくる生地を1枚1枚ヘラですくいあげ、熱々のまま厨房へ運び、あんこを挟み込みます。

石臼挽き小麦全粒粉100%の生地、特別栽培小豆と粗糖で炊いたあんこといった、選りすぐりの素材を使っているだけでなく、焼き方にもこだわりがありました。

火加減もその日の気温や湿度で日々変わりそれを見極めるのも職人の技のひとつ。

そして食べた時にふんわりとした食感を残しつつ、香ばしさも感じられるよう、内側にも上から火をあてて焼き目をつけているのです。

ひっくり返さずにこうして焼くのは、生地をしぼませないため。

このひと工夫で、ほんのり甘くふくふくとした生地ができあがります!

工房では焼きと同時並行で、あんこを挟む作業が行われていました。

手に乗せるとまだあたたかさがじんわり伝わってくる生地に、こんもりと自家製のあんこを乗せます。

スタッフのみなさんはあんこの量を計らずとも、見事な職人の感覚でてきぱきと正確に挟んでいきます。

おいしいどら焼きにするコツは、ふわっと被せるように生地を乗せることと、あんこの粒を潰さないようにすること。

素早く淡々とこなす作業の中にも、人の手にしかできない丁寧であたたかな一手間がありました。

柳ヶ瀬商店街の一員として

ツバメヤは柳ヶ瀬を訪れる人々の日常の中にあります。

顔なじみのお客様も多く、レジの間に世間話をしたり、通りすがりの方があいさつをしていく光景がよくみられます。

ツバメヤさんが幅広い世代の方々に愛される所以は、安心安全の素材やおいしさだけでなく、スタッフのあたたかい人柄にもあるのです。

そのため、スタッフのみなさんは、和菓子の製造をてきぱきとこなしながらも、いつも店頭のお客様の様子に気を配ります。

商品を気にしているお客様がいれば、そっと説明をしたり、商品やポップをきちんと並べ直したり、細やかな気遣いも欠かしません。

「まちづくりはそれぞれがプロを目指すことだと思う。」

というのは、商店街で役員も務めるツバメヤオーナーの岡田さん。

柳ヶ瀬商店街に店を構えて、地域に根ざした店を目指していると、しばしばそれがまちづくりの文脈で語られることがあります。

広い意味では「まちづくり」に含まれるのかもしれませんが、あくまでもツバメヤが目指すのは街の和菓子屋として皆さんに永く愛される存在になること。

ツバメヤだけではなく街全体に素敵な店、素敵な人が集まれば、自ずと街がよくなっていく。それが岡田さんの考えです。

さて、柳ヶ瀬での体験を終え、続いて名古屋の店舗へ。

柳ヶ瀬がある岐阜市と名古屋は電車でおよそ20分ほどです。

岐阜と名古屋の街のつなぎ役

ツバメヤ大名古屋ビルヂング店は本店がある岐阜の街と名古屋の街とをお菓子を通じてつなぐ、架け橋のような存在。

2016年3月に大名古屋ビルヂングの地下1階にオープンしました。

製造は柳ヶ瀬本店で担っているため、こちらは接客がメインの仕事。

その日の朝、柳ヶ瀬本店から大切に運ばれてきたお菓子をラッピングして販売します。

柳ヶ瀬本店とは違って、お客様の滞在時間が短いため、ここでは短い時間の中でのコミュニケーション能力が求められます。

「いらっしゃいませ! わらび餅とどら焼きをご用意しております。」

お客様への積極的なお声がけや試食など工夫してツバメヤのお菓子をお客様に届ける大切な仕事です。

「名古屋にも柳ヶ瀬本店の雰囲気をそのまま持っていけたらいいと思っているんです。」とオーナーの岡田さんはいいます。

名古屋の商業施設での出店は、岐阜の商店街に比べると、どうしてもお客様との距離は遠くなってしまうもの。

でも、柳ヶ瀬本店で育ててきた「地域に根付く」という思いを名古屋でも大切にすることで、名古屋のお客様が柳ヶ瀬にも足を運ぶきっかけになればという思いがあります。

同じどら焼きでも、柳ヶ瀬と名古屋でパッケージを変えたり、わらび餅はそれぞれの店舗限定で2種類用意しているなど、「そこでしか買えない」という付加価値で、岐阜と名古屋の行き来を促しています。

日々、粛々とつくられる和菓子には、素材へのこだわりから、街への想い、あたたかなスタッフの人柄……大切なことがたくさん詰まっていました。

ツバメヤのお菓子をいただくときは、そんな背景にも想いを巡らせてみてください。

そして、気になった方はぜひツバメヤの一員として働いてみませんか?

募集要項をご覧のうえ、ご応募ください。


「株式会社ツバメヤ」募集要項

<店舗概要>

ツバメヤ柳ヶ瀬本店

住所:岐阜市日ノ出町 1‒20 ロイヤルビル 1F

営業時間:9:00~18:00

定休日:月曜

ツバメヤ大名古屋ビルヂング店

住所:名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング B1F

営業時間:11:00~21:00

定休日:年中無休(元日を除く) ※施設の休業日に準ずる

HP:http://tsubame-ya.jp/

<給与>

*社員

未経験者 18万円〜
(通常勤務一年程度で20万以上に昇級)

製菓製パン経験者 20万円〜

業績により賞与 有り(勤務1年以上が対象)

*アルバイト

柳ヶ瀬本店

時給850円〜(研修期間800円)

大名古屋ビルヂング店

時給900円〜(研修期間850円)

<休日及び各種保険>

完全週休二日制

春夏冬と年に3回、4〜7日の連休有り(入社半年以上が対象)

社会保険完備

<勤務時間>

柳ヶ瀬店 6:00〜18:00(交代制)

大名古屋ビルヂング店 8:30〜21:00(交代制)

実労8時間(残業有)

<募集人数>

柳ヶ瀬本店

社員 1名、アルバイト数名(土日出勤可能な方)

大名古屋ビルヂング店

社員1名、アルバイト数名(土日出勤可能な方)

<応募方法>

柳ヶ瀬本店の店長松口または岡崎までお問い合わせください。

TEL:058 265 1278

<会社概要>(2017年度実績)

株式会社 ツバメヤ

代表取締役: 岡田さや加

資本金:1,000万円

年商:35,000万円

事業内容:「食・農・街」をコンセプトに和菓子屋、アイスクリーム屋、食堂、レストランバーなど4業種5店舗の飲食店を展開。

従業員数:社員22人、アルバイトパート19人


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メール:mail@sakadachibooks.com

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2018年09月18日作成
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