【岐阜】第1回こよみのよぶね2016会議・前編
毎年冬至の日に開催されるイベント「こよみのよぶね」。
“月”を表す1から12までの数字と、その年の干支を表す行灯を長良川に流し、
その年を振り返る時間をつくろう。という趣旨で行われ、今年で11年目になります。
昨年の様子はこちら:
今回はその実行・制作メンバーが集まっての今年最初のミーティングでした。
部屋に入ると、沢山の方がいらっしゃっていました。
この「こよみのよぶね」は、12の数字を制作する12チームとその年の干支を制作するチーム、
合わせて13チームが岐阜県中から集まって来ます。
当日の為に4メートルの高さの行灯を制作したり、当日どのように盛り上げるかを相談したりしています。
参加メンバーが集まると、こよみのよぶねを通じていろんな方と交流することができるのも
このイベントの面白いところです。
岐阜を代表するアーティスト・日比野克彦さん。こよみのよぶねのプロデューサーです。
そして全体制作リーダーは、11年前の頃からこよみのよぶねに携わっている吉川さんと
松岡修造くらい熱い男・住さん。(写真右のお2人)
このお2人がどのようにイベントを進めて行くのかも、注目ポイントです。
ちなみにfacebookのこよみのよぶねページでは、早速今年の様子をいろいろと更新されています!
これまでに全体制作リーダーをされてきた方からのご挨拶。
愛知県・一宮にある日本家屋の貸しスペース「つくる。」を運営されていて、
庭師でもあるみんなの「親方」古川さん。
2011年の東日本大震災以降、3月11日にこよみのよぶねの行灯を岩手県・釜石の海に浮かべる
「東北こよみのよぶね」を親方を中心に毎年行っています。
岐阜の老舗油屋さんで、「大地のおやつ」シリーズでおなじみ山本佐太郎商店の山本さん。
山本さんと、やながせ倉庫の上田さんがWリーダーをされているときに、
「1つの数字を1つのチームでつくる」という仕組みをつくり、現在のような沢山の方が関わるイベントになりました。
ではでは、ここからは、今年のこよみのよぶね制作チームをご紹介します!
美濃市の“紙のプロフェッショナル”が集まる、「チーム美濃和紙」。
こよみのよぶねの行灯は全て美濃和紙で創られており、とても縁があります。
その紙すき職人さんや紙を生業にされている方を中心に、美濃を盛り上げようとしてみえる方々で制作されています。
昨年、川湊の灯台をかたどった「1」月を制作されていて、とても素敵でした。
今年は2016年の干支「申」を担当されます。
イメージはこのような感じだそう。かわいい!
どんな「申」ができるのか、楽しみです。
次に、「1月」を担当されるのは、中津川の「LABORATORY」チーム。
シルバー彫金師で、築200余年の古民家をクリエイターズショップ&ギャラリーに改装した
“LABORATORY”を経営されている曽我さんです。
今年も一番遠くから、こよみのよぶねを運んできてくださいます。
2月を担当するのが「学生団体IFU」チーム。
「岐阜に学生から新しい文化を創る・岐阜の魅力を発信する」をコンセプトに、
高校生から社会人まで集まって「岐阜わかもの会議」を企画・運営するなど、
岐阜を盛り上げるために色々な仕掛けを考えてアクションを起こす、面白い若者が集まるサークルです。
昨年は「7月」を担当していて、今年で2回目の参加です。
3月を担当するのが「やながせ倉庫」チーム。
やながせ倉庫の上田さんは、山本さんと全体制作リーダーもされており、昔からのこよみメンバー。
色んなチームに作り方の説明やお手伝いに足を運んでいて、もはや「こよみのよぶねプロフェッショナル」です。
一人だけ、つなぎでご出席。やる気が違いますね。笑
さかだちブックスも、やながせ倉庫団地の住民として、チームに参加します!
今回はどんな“こよみ”が出来上がるのでしょう…。楽しみです!
こちらは4月「岐阜県立森林文化アカデミー」チーム。
林業などのエンジニアや環境の専門家、木造建築の専門家といった、
“森と木に関わるスペシャリスト”を育成する専門学校です。
こちらが森林文化アカデミーチームが考えた「4」月イメージ図。
大地から芽を出す種子をイメージしていて、種子を意味する平仮名の「み」にも見えるようにされたんだとか!
かっこいい…!
日比野さんからアドバイスもいただいていました。
5月は「夜空カフェ」チーム。
柳ヶ瀬商店街・日の出町にある広場で、毎月第1金曜日の夜に開催されているイベント“夜空カフェ”。
ライブやトーク、お笑いなどのステージもあり、美味しいお店もあり、若手クリエイターさんの作品もあり、
みんなでにぎやかに盛り上がりたい人が集まるイベントです。
ちなみに次回は8月5日(金)19時から旧長崎屋の前で行われるので、ぜひ行ってみてください。
そんな“夜空カフェ”が今年で5年目ということで、「5」月のこよみを担当することになったそうです。
6月は岐阜市長良の辺りで活動されている「長良会」チーム。
今回の会議は欠席だったのでお会いできませんでしたが、
前回の全体制作リーダー門脇さん・丸山さんが所属するチームです。
そして7月は、「長良川もてなし隊」チーム。
以前開催された「岐阜清流国体」の時に選手団をお招きするときに結成されたチームで、
それから今もなお、こういった活動を続けられています。
初参加から昨年までずっと「2」月のこよみを担当していたのですが、今年はIFUさんに譲り、
「7」月のこよみをつくられます。
…と、制作チームを半分紹介したところですが、
沢山の方が関わってみえることが分かると思います。
続きはまた後編にて。
こよみのよぶね2016
冬至の日に、長良川に浮かぶ“月”を表す1〜12までの数字と干支の行灯を見ながら、
1年をふりかえるイベント。
当日までの間に、制作ワークショップを開催するチームもあり、どなたでもお気軽に参加できます。
ぜひ関わってみてください。
開催日:2016年12月21日(水)
開催場所:長良川鵜飼乗船所から鵜飼ミュージアム辺りの長良川
開催時間:16時〜21時
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