【飛騨市】さかだちぶらり旅・飛騨神岡《前編/神岡城・茶屋MARU》
さかだち編集部はこの日、ある取材で飛騨市神岡町へ。
まちの中を流れるのは、神通川系の高原(たかはら)川。漁のシーズンになると、鮎釣りを楽しむ人たちの姿が見られるそうです。
そして写真の左中央の高台には…ちょこんとお城が建っています。
取材の前に飛騨神岡をぶらり。早速、神岡城を訪れてみました。
まずは「鉱山資料館」の受付で、神岡城と旧松葉家住宅にも入れる3館共通入場券を購入。
かつて、鉱山のまちとして栄えた神岡町。この鉱山資料館では、“東洋一”とまで呼ばれ、日本有数の亜鉛が採鉱された「神岡鉱山」を模型やパネルなどで詳しく解説しています。
亜鉛をはじめ、ガーネットやピンクカルサイト、紫水晶など、さまざまな鉱石も展示されています。こうして見ると、いろんな色や性質の鉱石があって、不思議なロマンを感じます。
続いて、いよいよ神岡城へ。
もともとは戦国時代に江馬氏が築城し、その後、金森氏の出城として使われたという神岡城。現在の天守閣は、昭和45年に三井金属鉱業が神岡鉱業所の創業100周年を記念し、神岡町のシンボルとして建てたものです。
最上階まで階段を上り、展望スペースへ。
神岡のまちが一望できます!
まちの真ん中を川が流れているので、岐阜市や郡上市の景色ともどこか似ているような気がしますね。
お城の南西にある観音山。実は写真の中央よりやや右下に「立ち達磨」が写っているんですが、分かるでしょうか…。
設置されていた望遠鏡を覗くと、こんな感じでちゃんと達磨像が見えます。台座を含めると14メートルにもなる大きな達磨さんが、神岡のまちを見守っているんですね。
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お腹が空いたので、地元の方に教えてもらった「茶屋MARU」さんでお昼ごはんです。
手描きイラストがついたメニューがずらり。ランチはオムライスやパスタ、鉄板焼きそば、丼、日替わりランチといろいろあって迷います!
そして、テーブルに運ばれてきたのは…。
メイン料理と小鉢が3つほど付く日替わりランチ!この日のメインはかぼちゃの肉巻きフライと「山之上牧場」のハム。野菜もバランスよく食べられて、体にも心にも優しいランチでした。
こちらは期間限定の「パスタset」。“天空の牧場”と謳っている標高1,000メートルの高原にある山之内牧場のベーコンを使ったパスタは、お店の人気メニューだそう。スープパスタ風で、ベーコンの旨味とほどよい塩加減が細めのパスタにぴったりでした!
初めて飛騨市神岡町をめぐりましたが、出会った方もみなさん親切で、ほっこりとするまちでした。後編では、2019年にオープンした「ひだ宇宙科学館 カミオカラボ」を訪れますので、どうぞお楽しみに!
神岡城
住所:岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘1
営業時間:9:00~16:30(入館は16:15まで)
開館期間:4月1日~11月30日(12月1日~翌3月31日まで冬季休館)
※開館期間中は無休
入館料:大人470円、子ども260円(神岡城、鉱山資料館、旧松葉家の3館共通)
茶屋MARU
住所:岐阜県飛騨市神岡町船津1002-1
営業時間:9:00〜19:30
定休日:水曜
Instagram:@chaya_maru
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