【イベントレポート】飛騨の日/岐阜ホール通信(28)

  12月7日(土)、東京の最高気温が4度という、とても寒い1日。

 

岐阜ホールでは、岐阜県飛騨地域への移住応援サイト「グッとくる飛騨」を運営する飛騨地域創生連携協議会さん主催の、飛騨地方の”食と職”を語らうイベント『飛騨の日』が開催されました!

 

「飛騨の日」の第一部では、まず飛騨地方の三市一村それぞれから1企業さんずつお呼びし、 どんな会社さんなのか、どんな働き方をされているのかをプレゼン形式でお聞きします。

登壇企業さんは、飛騨市/株式会社飛騨ゆいさん 下呂市/奥飛騨酒造株式会社さん 白川村/飯島観光開発株式会社さん 高山市/山一商事株式会社さん。  

 

会社の特徴以外にも、その会社がある地域の特徴も聞くことができ、さかだち編集部的に気になったのが奥飛騨酒造株式会社さんがある飛騨金山の”筋骨めぐり“。  

 

飛騨金山は飛騨地方の一番南側にあり別名”飛騨のハワイ“と呼ばれているそう!(笑)

そんな飛騨金山は、あとからあとから家を付け足すように建てていったため、細い路地裏のような道が人の筋や骨のように入り組んでいます。

その路地裏を巡る街歩きを”筋骨めぐり”と呼ぶのだそう。

「公道なので誰でも通っていい道なのに、知らない人がみたら確実に近所の家の敷地の中を通っている」ような小道がたくさんあるらしいのです。

奥飛騨酒造さんも、そのツアーに組み込まれているそうなので、さかだち編集部もいつかツアーに参加してみたくなりました!

それぞれの会社さんの紹介を聞いたあとは、 お客さんとの距離を縮め、登壇者4名の方々とファシリテーターさんを含め、クロストークに移ります。  

このクロストークでは、 飛騨に住んでいれば普通だけど、「多分これから飛騨に来る人は、ここを不思議に思うかもな」という部分をたくさん知ることができました!

 

  例えば、どこからが自分の家か問題。

田舎だと近所を歩くとすれ違う人みんな知り合い、なんてことはよくあると思いますが、

自分の家に帰ったら、「おまえの家の手紙が届いてたぞ」と隣のおじいさんが家の中にいて、自分のたばこを吸っていた。なんてエピソードも!(笑)

これは極端な例かもしれないですが、ある意味「みんなでお互いをみててもらえる」という文化が飛騨地域にはあるようです。それが都会の人にとっては煩わしいと感じる場合もあると思うけど、今住んでいて、最終的には良かったなと思えるようになったそう。

 

  そんな「みんなでお互いを助け合う」文化は「消防団」という仕組みにもあらわれています。

飛騨地方では消防士だけでは賄えないので、その地域ごとにある「消防団」のコミュニティをつくり、有事のときにはそのメンバーで出動します。

と言っても、有事はほとんどなく、集まる目的はほとんど「飲み会」なんだそう。(笑)

「飛騨の人は何かにつけて、集まって飲む」という話でも盛り上がりました。  

 

「そういう意味で、消防団のような定期的に顔を出さないといけないような繋がりも都会の人は嫌煙しがちなんですけど、 実はその地域の方々と仲良くなる近道だったりするんです。なのでぜひ、移住を考えている方は消防団へ(笑)」

と、飛騨地方での生活に馴染めるよう具体的な方法までわかり(笑)、いろいろな飛騨あるあるを聞ける楽しいトークは終了。

続いてはお待ちかねのHIDA Drinks in Tokyoで、実際に飛騨の料理やお酒をいただきます!  

お酒は、奥飛騨酒造株式会社さんの初緑。すっきりしていて飲みやすく、辛すぎなくて後味さっぱり!

ひだ白川郷の御神酒という八幡神社が作っているどぶろくもいただきました。  

山一商事さんからは、自社商品の喜八郎の飛騨牛まんをいただきました。普通の肉まんとは違い、しぐれのような味付けの飛騨牛あんがたっぷり!

 

飛騨ゆいさんからは、新商品山椒はちみつがけのプチシューを。はちみつの甘さのあとに山椒がさわやかに香ります。

皆さん飲食に関わりのある会社さんですので、一気に会場がおいしそうな香りに包まれます。

 

  参加企業さんだけでなく、主催・運営の方でもご用意いただいた飛騨のご馳走もたくさんありました。

こちらは、お待ちかねのけいちゃん! 最近はナポリタン味まで出ているそう。気になりますが、けいちゃんはやっぱり味噌が一番ですね!

お次は漬物ステーキ! 古くなって熟成した漬物を焼いて食べたのがはじまりと言われたり、極寒の飛騨地方には貴重な野菜の摂取方法である漬物が凍ってしまうので、それを焼いて食べ、のちに卵もいれるようになったと言われたりしています。

最後にかつおぶしをかけて、いただきます。家庭によって、ツナ缶をいれることもあるんだそう!  

ほかにも岐阜ホールでは、おなじみの優森食堂さんのケータリングや、

ほうば味噌から、こもどうふや赤カブの漬物、醤油味のみだらしだんごまで。

まさに「飛騨の日」と呼べるような豪華な料理のラインナップでした。

食やお酒があるとイベントの雰囲気が一気に明るくなります。飛騨の方々がしょっちゅう飲み会を開くのにも頷けますね。

 

  東京で、”飛騨”を味わえる素敵なイベントでした!

いきなり”住む” となるとハードルは高いですが、ぜひ一度この日聞いた”飛騨の空気感”を味わうためにも、飛騨地方に行ってみてはいかがでしょうか?

 


 

\岐阜ホールでは、今回のようなイベントをどんどん開催していく予定です!/
 
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2019年12月12日作成
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