【岐阜県】「脱炭素はじめるガイド」発行!

この度、岐阜県商工労働部 新産業・エネルギー振興課から、脱炭素経営を行っている企業の取組み事例をわかりやすく紹介する「脱炭素はじめるガイド」が発行されました。

「脱炭素」とは、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)をはじめとする温室効果ガスの排出量を減らすための取組みのことで、岐阜県でも多くの企業が積極的に脱炭素経営に取り組んでいます。

こちらのガイドブックは、

“そもそも、脱炭素って何…?”
”どんなことからはじめたらいいの…?”

という企業にぴったりなガイドです。

岐阜県内ですでに脱炭素に取り組んでいる企業の実際の取組み内容を分かりやすく紹介しています。脱炭素に取り組み始めたきっかけや、実際に光熱費がどれほど削減されたかなど、気になる事例が掲載されています!さらに、もっと詳しい取組みの内容を動画で視聴することもできます。

▷ 品質向上のための施策が、“CO2を出さない飴づくり”に変化!

紹介されている企業の一つ、山中製菓株式会社さんは「CO2をださない飴作り」を実現している会社。

品質向上を目的に製造工程をオール電化に変換したことで、快適な職場下での飴づくりも可能になり、さらには、ガスを含めたエネルギーコストの削減にも成功!現在は、工場で使用する電気を全て再生可能エネルギーとするRE100(Renewable Energy 100%)を実現しています。

山中製菓さんの取り組み動画はこちら

▷ まちをより豊かに生まれ変わらせるために、エネルギーの新たな価値を創造!

株式会社エネファントさんは、使用するエネルギーの脱炭素化や最適化をプランニングして提案する事業を行っています。開発した太陽光パネル付きの「カーポート」は、ソーラーパネルと駐車場が一体となったアイデア設備。現在は、コンテナタイプのカーポートがまちのカーシェアの拠点として活用できるように取り組んでいます。まちがよりよくなるように、電力の需要と供給のバランスをみて、最適なエネルギーに活用方法を提案しているんですね。

エネファントさんの取り組み動画はこちら

▷ 森林が吸収する温室効果ガスの量を「クレジット」として発行!

公益社団法人岐阜県森林公社さんは、森林の植栽や間伐など、岐阜県内の森林を豊かにする活動を行いながら、平成20年に環境保全を目的に環境省が開始した「J-VER制度」に取り組んでいます。この制度は、森林が吸収するCO2等の量を売買可能な「クレジット」として発行し、そのクレジットをほかの事業者が購入することで、その事業者のCO2等の排出量を埋め合わせすることができるシステムなんです。

森林公社さんの詳しい取り組み動画はこちら

「脱炭素はじめるガイド」では、そのほかの企業の取組みも紹介しています。さかだちブックスでは、さらに2回にわたって脱炭素経営に取り組む企業の取組み内容や取材の様子を紹介しますので、どうぞお楽しみに!

※「脱炭素はじめるガイド」の編集とデザインは、株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました。

2022年03月22日作成
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