リトル、経営のはなし。【第3話】
2018年6月某日。さかだちブックスを運営するデザイン会社、株式会社リトルクリエイティブセンターに、朗報が。なんと今年からお盆休みが導入されることになったのです!! これまでお正月休み以外に、連休という概念がなかったリトルに5日間もの大型連休をもたらしてくれたのは、リトルの経営・管理を担う林さん。日頃から社内環境をこつこつと地道に整えてくれている彼女との対談から、リトル流経営の考え方をのぞいてみましょう。
第1話 お盆休みは「もらうもの」じゃなくて「つくるもの」(2018.8.7更新)
第2話 リトル流、人を見る経営法(2018.8.11更新)
第3話 一緒に考え、一緒につくる(2018.8.13更新)
第3話 一緒に考え、一緒につくる
杉田 (中期経営計画をふまえて)林さんって今後のリトルの将来像ってあるの?
林 私一人で考えて決めてるというより、リトルの皆んなの意見を集めながら決めてる感じかな。リトルの皆んなもそうだけど、街とのバランスっていうのかな? 街に足りないものをリトルが埋めていくっていうか……そういう風に作っていきたいんやてねー。
(5年目のリトルの商売繁盛祈願のため、近所の金神社へ)
杉田 そういう風に進めてきたから、少ないメンバーなのにデザインや文具屋、出版社、かかみがはらスタンドのカフェ、やながせ倉庫団地など、色々と事業があるんだろうね。
林 確かにやってる事業が多い(笑)。
杉田 たまに何屋なのか分からなくなる(笑)。
林 そこに関しては今尾さんとも話した事もあって、実際には色々と事業をやってるように見えるけど、結局、全て自分達の満足のためにやってるわけでなくて、顔が見えるお客さんに喜んでほしいとか、そういう単純な気持ちが発端で。
…だからリトルとしては2番手が得意な会社だねって話してる(笑)。
杉田 2番手!?
林 中日でいうなら井端選手らしい(笑)。
杉田 野球詳しくないわ(笑)。
林 うーん、学校でいうと副部長みたいな感じかな…。2番手としてどうしたら上手くカタチになるのかな? みたいな事はいつも考えてとるよ。
杉田 なるほどね。そういうのも含めて、経営理念が決まったんだね。
林 構想、1年かかった例のやつ……(笑)。
株式会社リトルクリエイティブセンター経営理念 “一緒に考え、一緒につくる”
杉田 「一緒に考え、一緒につくる」。
林 そうそう。シンプルに分かりやすくね。リトル内でもそうだし、お客さんとも一緒に考えて、一緒に作っていきたいなと。
杉田 でも一緒に作るって、やっぱり時間かかるから、なかなか難しいんだよね。
林 そこらへんに対してはビシビシと管理しながら進めていきますので(笑)。
杉田 わー、「優しい人」で入ったはずなのに厳しい……(笑)。
林 (笑)。
林 未唯(はやし みゆい)
株式会社リトルクリエイティブセンターで経営を担当。みそかつをこよなく愛する。
杉田 映理子(すぎた えりこ)
株式会社リトルクリエイティブセンターで編集とライティングを担当。
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