【岐阜・大垣】多良峡森林公園/岐阜観光名所
他の県と同様に岐阜県にも紅葉スポットがあります。
自然にあふれたというか自然がありふれた日本では紅葉スポットが無い都道府県は無いような気がします。
今回は大垣市上石津町にある多良峡森林公園を紹介します。
今まで通りすがりに偶然に見る紅葉や、別の目的があって訪れた場所が紅葉していた、
というような形で紅葉を見ることはあったのですが、
紅葉そのものを見に行こうと思ったことはありませんでした。
寒くなり始めた頃その辺を歩いたり、ちょっと山の方を見れば紅葉が見られるので特別なもののような気がしなかったのです。
そんな気持ちで見た紅葉は思ったよりも赤いという印象でした。
やはり通りすがりで見たり、遠くからなんとなく見たりするのと、
「見るぞっ」という強い気持ちでしっかりと見るのとでは
紅葉側のやる気も違うのでしょう。
「どうだっ」と言わんばかりの赤さでした。
多良峡森林公園はモミジやカエデが植えられた公園部と
山の中を散策できる遊歩道に別れていて公園と遊歩道を吊り橋が繋いでいます。
紅葉と吊り橋はデートを思わせる組み合わせです。
付き合い始めたばかりの二人ならば距離が一層近付くに違いありません。
紅葉を話のタネにして盛り上がるでしょう。
彼氏「モミジって何で赤くなるか知ってるかい?」
彼女「う~ん、分かんな~い」
彼氏「モミジのアントシアニンが寒くなると出てくるんだよ」
彼女「アントシアニンってブルーベリーの?」
彼氏「そうだよ」
彼女「じゃあ、もみじまんじゅうって目に良いんだぁ」
彼氏「もみじまんじゅうはモミジ入ってないんじゃない?」
彼女「あっ、そっか~、アハハハハハ」
彼氏「おもしろいヤツだなぁ、アハハハハハ」
もしも彼女が、紅葉は寒くなると葉っぱの葉緑体が壊れて、赤い成分であるアントシアニンが合成されるようになるという性質を知っていた場合、反応は変わるでしょう。
彼氏「モミジって何で赤くなるか知ってるかい?」
彼女「知ってる。アントシアニンでしょ」
茂みから二、三人の男が勢いよく登場する。
男達「そうさ! アントシアニンさ!」
茂みから二、三人の女がこれまた勢いよく登場する。
女達「そうよ! アントシアニンよ!」
『アントシアニンの歌』を歌いながら彼氏彼女の回りを周る。
最後のフレーズをみんなで正面を向いて歌ってフィナーレ。
と、いうようなことが起きたら紅葉どころじゃありません。
今年は紅葉が遅れているようなので12月上旬までは大丈夫かと思われますが
散り始めている木もありますのでお出かけの際はなるべく早めに行きましょう。
多良峡森林公園
HP http://www.city.ogaki.lg.jp/0000012678.html
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