【東京】洋食「ヨシカミ」

東京・浅草にある老舗洋食店「ヨシカミ」さんに伺いました!細い路地の佇むお店は、「うますぎて申し訳ないス!」という軽快なキャッチフレーズが目を引くオレンジ、茶、白の3色で統一された看板と、レトロな外観が目印。

創業は昭和26年。ビジネスマンから家族連れ、外国人旅行客まで、幅広い客層に愛されて今年で72年目を迎え、現在は3代目の吾妻弘章(あづまひろあき)さんが店を仕切っています。

店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは赤いギンガムチェックのテーブルクロス。椅子の背もたれ部分には、ヨシカミさんのあのキャラクターがあしらわれています。壁にはずらりと並んだタレントやアーティストのサイン色紙…。懐かしく温かみのあるインテリアは「これぞ昭和の名店!」と感じさせる雰囲気です。

メニューはステーキやハンバーグなどの肉料理、シーフード、サンドイッチ、オムライスなど幅広く揃います。「うちは専門店じゃありませんから、どの料理も満遍なく人気なのが強みです」と吾妻さん。すべての料理が一つひとつ丁寧に手作りするこだわりの一品です。

お客さんと厨房の距離がとても近いオープンキッチンなのも、ヨシカミさんの特徴。カウンター席に座ると、10名近いコックさんたちが手際の良さと見事な連携プレーで次々と料理を仕上げていく様子を間近で見ることができます。

そんなコックさんが料理を作る様子をわくわくしながら眺めていると、注文した料理が運ばれてきました!

ビーフシチュー 3000円(税込)

お店の看板メニューの「ビーフシチュー」です!味の要となるデミグラスソースは、トマトベースのブイヨンにたっぷりの牛すじ肉、人参、玉ねぎ、セロリの葉、パセリの茎、にんにくなどを加え、1週間煮込んで完成させています。じっくり煮込まれた黒々としたソースには野菜や牛の脂の旨みが凝縮されていて、ほんのり甘くて濃厚な仕上がりです。

牛すじ肉は口の中でほろほろと崩れるほど柔らかく、思わず頬が緩みます!付け合わせのいんげん豆、人参、ポテトやマッシュルームも、素材の味がしっかりと生かされた抜かりない美味しさ。

「特別なことは何一つしていません」と吾妻さんは話されていましたが、厳選した食材で一つ一つの工程にこだわり作られるビーフシチューには、“手間を惜しまず、手を抜かない”というヨシカミさんの信条が表れていました。

「お客さんがイメージする通りの料理を出すことを大事にしています」という吾妻さんの言葉の通り、見た目も味もまさに思い描いたままの“理想の洋食”に出合えました!

ちなみにヨシカミさんでは、お土産(テイクアウト)も可能で、注文した料理はお店の看板と同じデザインがあしらわれた可愛らしい紙袋に入れてもらえます。

ということで、あるメニューをテイクアウト…!さて、それは…?

カツサンド 1300円(税込)

ボリューム満点の「カツサンド」!

頬張るとしっとり柔らかなお肉からたっぷり凝縮された肉汁がジュワーと染み出してくる、ジューシーさがたまりません!こんがりと焼かれたパン、ふんわりシャキシャキのキャベツ、主役のカツが三位一体となった美味しさを堪能しました。

何度も通いたくなる、まさに王道の老舗洋食店「ヨシカミ」さん。東京・浅草にお出かけの際はぜひ、“うますぎる”洋食を味わいにヨシカミさんを訪れてくださいね!

※「ヨシカミ」さんは、TOFU magazine33号でもご紹介しています。


ヨシカミ

住所︰東京都台東区浅草1-41-4

営業時間:11:30~21:30(L.O 21:00)

定休日:木曜

TEL: 03-3841-1802

HP:http://www.yoshikami.co.jp/

2023年10月20日作成
関連記事