ワインのすゝめ〜おうちワインの楽しみ方〜
いよいよやってきました。
ワインのすゝめの当日の日です。
これまで、打合せや予習でワクワクを募らせてきたものが、やっと開催される!
という嬉しさでいっぱいです。
〜これまでの記事〜
会場のさかだちブックスイベントスペースでは、準備が進み、
いつもの本屋の雰囲気とは違って、なんだかBarに来たみたい。
参加者の方は全部で15名。受付を済ませて、いよいよ開演です!
まずは“おうちワインの楽しみ方”として、おつまみのことから。
なんと、バケットをオリーブオイルだけで食べるんです。
「ホント?!」と思ったそこのあなた、正しい反応だと思います。(笑)
でも、バケットをただのオリーブオイルにつけただけのこのおつまみ、
本当に美味しかったんです!ビックリ!
家に何も無くても、オリーブオイルや、バルサミコ酢を1本置いておくだけでとってもワインをたのしめちゃいます。
そしていよいよワインの登場。
各々のテーブルの上に4種類のワイングラスが並べられました。
奥の2つがしっかりカーブを描いた「洋なし型」、手前の2つが「卵型」と呼ばれていて、
それぞれ大小用意され、中にはワインが注がれています。
「このワインのうち、どれが自分が好きなワインなのかを決めてみてください」と広瀬さん。
テイスティングタイムのスタートです。
くるくるしたり、ちょびっと口に含んだり、バケットと合わせてみたり。
「さて、どれが美味しかったでしょうか?」
全然違いが分からない!という方もみえる中、感覚で自分の1番、2番を決定し、発表。
すると広瀬さん「ごめんなさい、薄々気づいているとは思いますが…」と、
今回の一番のテーマを発表ました。
実はこのグラスの中身は、全て同じボトルのワイン。
今回のテーマは、「自分の好きなワイングラスはどれなのか、発見してみよう!」です。
同じワインでも、ワイングラスによって味わいが大分変わってくるという話は
ふわっと訊いた事がありますが、本当なのかな…?
それをみんなで体験しちゃうのかこの日の目的です!
グラス毎に多数決をとると、「うんうん。面白い!」と、フランスの地図を描かれました。
なんでも、昔ワインは凹凸のあるきらびやかなグラスで飲まれていたそう。
それがあるとき、シンプルなグラスが完成し、世の中に出回ったところ、
ある地方では「とても良いグラスだ!美味しい!」と好評価だったのに、
また別の地方では「このグラスはヒドい」と評判が悪かったんだとか。
それを突き詰めると、「グラスによってワインの味が変わる!」という結論にたどり着き、
それぞれの地方の特徴にあったグラスが生産されはじめました。
メモをとりながら訊く人もいらっしゃる程、真剣な講義です。
そう、美味しいワインを今後のみたいんだもの。
次のワインを開けるとき、広瀬さんが面白いワイン道具をもってきてくださいました。
簡単にワインの包みが破れるカッター。
そして同じ方向にぐるぐる回すといつの間にか「すぽんっ」と抜けるコルク抜き。
ワインを飲む時にワンポイント、楽しくなりそう。
それから赤・白・スパークリングワインも、4種のグラスに入れて飲み比べ。
例えばグラスが洋なし型だと、カーブがきつくてスピード早く口の中に入ってくるから、苦みを感じやすい。
それが美味しい方は、苦みが好きな人。逆にそれだと飲みづらいという人は、
もっとすっきり飲める卵型を選択して、苦みが少ないワインを選ぶと良い…。
などなど、それぞれの好みがいろんな飲み比べをする事でわかってきたみたい!
順を追うごとに、「そのワインにあうグラス」が美味しいと感じる人が増えていきました。
それぞれ、自分が好きなワイングラスの形がわかり、
おまけに「渋め」「さっぱり」「甘め」などのワインの好みの系統まで気づく事ができました!
広瀬さん、とても素敵な時間をありがとうございました!
『ワインのすゝめ 〜おうちワインの楽しみ方〜』※本イベントは終了しました
日時:3月4日(金) 19時30分〜21時
場所:さかだちブックス(ロイヤル劇場2階)
会費:3,500円
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