【THE GIFTS SHOP】飛騨高山の特産品、高山市高根地区の郷土食「すな」販売中！

JR岐阜駅隣接のアクティブG2階にあるTHE GIFTS SHOPでは、高山市の高根地区に受け継がれる郷土食「すな」を販売しています！

すな（300g）　1,300円（税込）

▶︎塩を使わない漬物「すな」

「すな」は、高山市の高根地区で古くから食べられてきた赤かぶの漬物のこと。漢字で「酢菜」と書く通り、さっぱりとした酸味がくせになる味わいですが、その特徴は塩分を一切使わずに乳酸菌だけで発酵させた“無塩発酵漬物”であること。山深い飛騨高山地域では塩は貴重なものだったこと、また厳しい冬を越すために貯蔵食が必要だったことから、塩を使わない貯蔵食として「すな」が普及したのだそう。その起源は平安時代にも遡るといわれている、伝統的な食材です。

かつては飛騨全域で食べられていた「すな」ですが、塩が貴重品でなくなると共に塩漬けである赤かぶ漬けに押され、現在では高根地区にのみ残る食文化となりました。ところが、時代とともに健康のために減塩が求められるようになったことから、再びその価値が見直され、「すな」を飛騨高山の特産品として復権しようという動きが起こります。

活動の中心となったのは、高根地区で道の駅などの運営をしている高根村観光開発公社さん。岐阜県食品科学研究所さんとの共同研究を経て、「すな」の旨味成分を解明し、それまでは各家庭で作られるのみだった「すな」を安定して生産できるようにしました。さらに研究の過程で、旨味成分であるコハク酸や、血圧降下作用があるといわれているGABA（ガンマ-アミノ酪酸）を多く含む乳酸菌「高根株」の抽出に成功。歴史ある伝統食材が、よりおいしく、健康効果が期待できる食材へと生まれ変わったのです！