【本巣市】大衆食堂まつ/岐阜ランチ
本巣市仏生寺にある老舗の食堂、「大衆食堂まつ」さんにお昼ご飯に行ってきました!
味のある看板に、ツルが絡むキウイフルーツの木、年代物のバスケットゴールが置かれた外観が、のどかな住宅街の中でも目を引きます。
そのインパクトのあるビジュアルに少しドキドキしながら店内に入ると…。
そこはまさに“昭和の食堂”そのもの!
丸いちゃぶ台が置かれた座敷に、カウンター越しに厨房が眺められるテーブル、漫画本が並ぶ本棚…。まるで映画やドラマのセットに入り込んだかのようです。
1982年に創業し、40年以上店を営むのは大野さんご夫婦。その変わらないレトロさに、地元客をはじめ多くの人が魅了されています。
たくさんの料理名が書かれたメニュー表を見せていただくと、チャーハンやチキンライス、どんぶりといったご飯ものから、焼きそばにうどん、ラーメンといった麺類まで、なんと約50種類!
椎茸とかまぼこを卵でとじた「木の葉丼」や、卵とじ牛肉がのった「他人丼」、天ぷら入りのあんかけの「かみなりうどん」など、他ではなかなか見ない個性的なメニューも気になります。ちなみに「カレー丼」は、大野さんが昔修行していた京都で学んだという関西風の和風カレーです。
このご時世で300円台からという価格にも驚きで、ボリュームがあってリーズナブルなメニューは、若者にも強い味方。昔も今も近隣の高校生の常連も多いんです。
「おっちゃん、この店はずっとこのまま変わらないでいてね、って言われることも多いね」とご主人の大野勝久さん。高校卒業後も結婚したり、子どもが生まれてから訪れるお客さんもいるそう。
ちなみに店内にたくさん飾られた観葉植物は、常連さんの一人からいただいてから、どんどん他のお客さんも持ってくるようになったそうです(笑)。
さて、豊富すぎるメニューにどれを食べようか悩んでしまいますが…今回は、常連の高校生たちにも人気だという「豚とろ〜トン」を注文。
カウンターから大野さんが調理する様子を眺めながら料理を待つと、豚肉に半熟の目玉焼きがのった、間違いないビジュアルのどんぶりが運ばれてきました!
豚とろ〜トン(味噌汁セット) 600円
ご飯の上に豪快にのった豚肉は、甘辛い中にも豆板醤が効いた少しピリリとした味わいで、白米や千切りのキャベツがどんどん進みます。半熟の目玉焼きを崩しながら、全部一緒にかきこみたくなるおいしさです!
お漬物や、丼にプラス100円でつけられるお味噌汁も、しっかりとした味付けのどんぶりと一緒にいただくのにぴったり。
味にも、価格にも、ボリュームにも、そしてお店の雰囲気にも大満足で店を出ると、今では珍しくなった「おかもち」がずらりと並んでいました!
実は「大衆食堂まつ」さんでは、最近はなかなかお目にかかれないおかもちで出前にも対応しているんです!出前用にカスタムしたというバイクで届けてくれるので、お近くの方はご自宅でも、食堂の味が楽しめます!
朝10時から夜9時まで通しで営業しているので、「ランチはどこも終わってしまった」という時にもありがたい存在です。お昼や夕食はもちろん、お腹が空いた時に、ぜひ訪れてみてくださいね!
※「大衆食堂まつ」さんは、本巣市の「広報もとす」2023年6月号のさかだちブックスの連載コラムでもご紹介しています。
大衆食堂まつ
住所:本巣市仏生寺809-16
営業時間:10:00~21:00
TEL:058-324-6461
定休日:火曜
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