【白川村だより vol.24】秋らしい行事が満載!
岐阜県白川村の移住情報を発信するメディア「飛騨日日新聞」。白川村役場とさかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが、2020年9月に立ち上げたプロジェクトです。
飛騨日日新聞、通称“ヒダニチ”の編集部は、日々村内を歩き回って取材やネタ収集を行っています。この「白川村だより」ではそんな取材中の出来事を不定期でお届け。
今回は、どぶろく祭が終わり一気に秋の景色が広がる村で行われた、この時期ならではの行事やイベントの様子をご紹介します!
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《紅葉の山を背負う合掌造り》
10月下旬から11月上旬に見頃を迎える白川村の紅葉。今年は暑い日が長く続いたため、なかなか山の色が変わりませんでしたが、10月中旬以降気温が一気に下がって、見事な紅葉に。
赤や橙、黄色に染まった山々はモザイク画のような美しさです…!気候もよく、合掌造りの背景に紅葉を楽しめるこの時期は、観光客にも人気。平日でも多くの人が押し寄せていました。
一方で、村内では徐々に雪囲いが進んでいて、白山白川郷ホワイトロードなどの山間部では積雪も…!短い秋が終わり、冬はすぐそこです。
《合掌造りを火災から守る!秋の一斉放水》
10月下旬に白川村荻町で行われた「秋の一斉放水」の取材で、朝から合掌造り集落へ!
8時にサイレンが鳴ると、村民が操作する放水銃から一斉に水が放たれ、見事な「水のカーテン」を見ることができました。メディアでもよく取り上げられる光景ですが、実は、目的は観光ではなく防災。
火に弱い茅葺きの合掌造りでは、一棟に火災が起きると燃え広がり、他の建物の火災も引き起こしてしまう可能性が高いのです。放水は消化活動ではなく、家屋と家屋の間に「水のカーテン」をつくるために行われ、集落全体を霧が覆うことで、延焼を防げます。
昨年大きな火事が起こり、集落内の防災意識はとても高くなっています。日頃から「結」など、相互の助け合いによって守られている合掌造り集落。防災という点でも、村民たちの尽力により成り立っているのだと、改めて実感したのでした。
《秋の一斉茅刈りイベントに参加!》
2023年11月4日、5日に開催された「秋の一斉茅刈り」に参加したヒダニチ編集部。合掌造り家屋の茅葺き屋根に使われるススキなどの植物を収穫するイベントで、今年は村内外から40人以上が参加しました!
茅葺き職人さんたちは簡単そうにどんどんと茅を刈っていきますが、初めて参加される方は鎌の扱いにも一苦労です。
刈り終わった茅は乾燥のため小屋へと運ぶのですが、参加者が茅を持って並ぶ「茅行列」がなんとものどかで愛らしく、観光客の注目を集めていました。
このほかにもイベントでは、合掌造りの雪囲いに使う「オダレ」づくりにも挑戦。後日「飛騨日日新聞」で詳しく紹介するので、どうぞお楽しみに!
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白川村の移住情報や暮らしの様子は「飛騨日日新聞」のWEBサイトや、年4回発行する冊子でお読みいただけますので、ぜひご覧ください。
なお、飛騨日日新聞の冊子は白川村内の各世帯に配布されています。また、村内では飲食店やお土産屋さん、村外ではTHE GIFTS SHOP、岐阜トーキョー、OUR食堂のほか、東京や大阪、名古屋の移住相談窓口などでも配布していますので、ぜひ手に取ってお読みください!
(飛騨日日新聞の企画運営、取材編集、デザインはさかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただいています)
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