濃飛西濃運輸/関の工場参観日おすすめモデルコース紹介①

2018年8月22〜25日にものづくりの街、岐阜県関市の工場を見学・体験できる「関の工場参観日」が開催されます。

工場参観日はものづくりの現場を肌で感じることで、製造業への興味関心を深めてもらおうと関市が毎年夏に行なっており、今年で5回目。

開催期間中、参加者は41ある参加企業のなかから気になる企業や工場を選び、各々オリジナルのコースで工場を巡ります。

中には、見学だけではなく、ワークショップができる企業もあり、大人も子どもも一緒に楽しめる企画が盛りだくさん!

今年のプログラムの詳細はこちらからご覧ください。

 

参加企業の一覧を見ているとどれも気になりますが、41も企業があると、どこに参加しようか迷いどころ。

さらに、土地勘がなければルートを決めるのにも一苦労です。

そこで、今回は関の工場参観日とかかみがはら暮らし委員会が申し込み開始に先立ち、2種類のおすすめのモデルコースをご提案していきます!

お申し込みの際にぜひご参考にしてください。


今回ご紹介するのは、私たちの生活に欠かせない“カンガルー便”こと「濃飛西濃運輸」さん、赤いパッケージが関のみならず東海圏でお馴染みのご当地牛乳「関牛乳」さん、そしてちょっとマニアックなカミソリ専門の博物館「フェザーミュージアム」さんを巡るおすすめコースです。

工場参観の合間にお楽しみいただきたい、ランチ情報とお土産情報も盛り込んでいきます!

※取材当日の豪雨のため止むを得ず「フェザーミュージアム」の見学は中止となりました。

関市のバスにお迎えに来ていただいて、各務原からいざ出発!

工場参観日は基本的に参加者が各々車で企業を巡りますが、一部ツアーバスがご利用いただける企業もあります。

ツアーバスは関市文化会館から先着20名、無料で2台が順次発着。受け入れ企業は工場参観日ホームページ「参加事業所一覧」で各企業の詳細ページに記載していますのでご確認ください。

 

【濃飛西濃運輸】

関のものづくりを全国に届ける縁の下の力持ち

バスに揺られ、わたしたちが修学旅行気分で到着したのは、濃飛西濃運輸さんの本社と併設する関支店です。

クリームとブルーのツートンカラーに赤いカンガルーマークのトラックは全国どこにいても馴染み深いのではないでしょうか。

東海、北陸に拠点を構え、日々個人や企業の荷物を全国各地へ運んでいます。

 

関支店で1日に取り扱う荷物の量は、発送物量が18,000~20,000個、到着物量が6,000~8,000個にも及びます。

到着する荷物より発送する荷物の方が多いのは関市が製造業の街であるから。

なるほど! 濃飛西濃運輸さんの本社がここにあるのが納得です。

関で生産されたものが、このホームを経由して全国各地へと運ばれていきます。

荷物のホームには、センターラインを境に南側が関・美濃から全国に発送される荷物、北側に全国各地から届いた荷物に分けられて保管されます。

この日は休日のため余裕がありましたが、普段は向こう側が見えなくなるくらいダンボールでいっぱいになるんだとか!

自動倉庫ですいすい管理

お客さんから預かった荷物を運ぶだけでなく、濃飛西濃運輸さんでは近年「ロジスティクス事業」にも力を注いでいます。

ロジスティクス事業とは、ホームセンターなどの商品の保管や管理、出荷の代行業務のこと。

大きな自動倉庫には海外から輸入されてきたホームセンターの商品がびっしり!!

横12レーン縦8段、奥行きは40レーン以上で、空間を無駄なく使い効率的に商品を管理しています。

自動倉庫はリモコン一つで縦移動、横移動を同時に行い重い荷物をすいすい運ぶ優れもの!

実際に目の前で動かしていただくと、気持ちいいくらいスムーズに荷物が規定の場所にすっと収められていきます。

倉庫に荷物を納めるのは機械がやってくれるけれど、必要な商品を倉庫から取り出す「ピッキング」と呼ばれる作業は手作業です。

手早く正確に一つ一つ商品をチェックしながら取り出していきます。

 

最新型10tトラックに体験乗車!

濃飛西濃運輸さんは全部で1400台ものトラックを保有しています。そのうち、関支店にあるのは、10t車が40台、4t車が33台、2t車が10台。それぞれのトラックに乗るドライバーさんは大体決まっているので、トラックはドライバーさんのパートナーのようなもの。

トラックの点検整備や年に1度のタイヤ交換も従業員自ら行います。1日の終わりには必ず洗車も。従業員の方々が毎日大切に面倒を見ているため、カンガルー便のトラックはきれいだとお客さんからも評判です!

 

そして、工場参観日で毎年人気なのが、大型トラックの乗車体験!

この日も最新型の10tトラックに乗せていただきました。

リトルの林さんがなかなか様になっています(笑)。

「そういえば女性のドライバーさんっているのかな?」とふと疑問に思い尋ねてみると、人数は少ないけれど若い女性のドライバーさんも活躍されているそう!

“コックピット”こと運転席に座るのにも、よじ登るような格好になるくらい一苦労。そんな巨大な車体を女性が操るとは……驚きです!!

一方で、運送業界では近年、ドライバー不足や高齢化が深刻な問題になっているという現状があります。濃飛西濃運輸さんでは、大型免許の取得費用をほぼ全額会社が負担するなど、大型免許取得促進に積極的に取り組んでいます。

 

見晴らしが良い分死角も多いのがトラックの危ないところ。最新型の10tトラックには事故防止のため、ヘッド部分に車間を測るレーダーが付いていたり、カメラが設置されていたり、緊急時の自動ブレーキもあり安全装備が充実しています。

もちろん安全装備に頼るわけではなく、全ての車両は1年に1度必ず車検をして調子を整えます。

支柱によって車体を浮かせ、エンジンルームをあけて細かく点検。間近で見るとかなり迫力ある光景です。

車検場は長距離を走るトラックにとって、いわばお医者さんのような役割を果たしているのです。

 

子どもを大切に運ぶ、カンガルーの母親のように

カンガルーの母親はお腹のポケットで子どもを大事に育てます。

濃飛西濃運輸さんのトレードマークにも、よく見るとカンガルーの子どもがひょっこり。

「お客様の荷物を大切に運びます。」

マークにはその思いが込められており、ドライバーさんを始めとする従業員のみなさんは、カンガルー便へのお客さんの期待を裏切らないよう、迅速かつ丁寧に明日も全国各地へ荷物を運びます。

 

工場見学を終えたとき、見慣れたカンガルーマークに「いつもありがとう」とお礼を言いたくなりました。

私たちが安心して荷物を送ったり、好きな時間に受け取ることができるのは、ドライバーさんをはじめ従業員の方々の信頼できる日々のお仕事があってのこと。

今みなさんが手にしているあらゆるものも、辿ってみるとカンガルー便に乗って運ばれてきたかもしれません!

さて、親切に案内してくださった従業員のみなさんにお礼を告げ、かかみがはら暮らし委員会のメンバーを乗せたバスは「関SA」、そしてお待ちかねのランチ「キッチングラート」さんへ。

関SAは珍しく、一般道からも入ることができるのだとか!

次回の関の工場参観レポートもお楽しみに。

 

合わせて「かかみがはら暮らし委員会」のレポートもチェック→【関の工場参観日】濃飛西濃運輸〜関SA〜キッチングラート


濃飛西濃運輸本店・関支店

工場参観 23〜25日 場所:濃飛西濃運輸本店・関支店

ワークショップ<参加費:無料>
大型トラックに乗ってみよう、マスコットの「カルちゃん」と記念撮影をしよう
23、24日 1回20人まで(事前予約)場所:インフォメーション会場
25日 1回30人まで 場所:インフォメーション会場

ツアーバス◎

https://www.seino.co.jp/nouhi/


関の工場参観日2018

開催日:8月22〜25日
※お申し込みは7月23日からを予定しています。

HP:http://kojosankanbi.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/kojo.sankanbi.seki

2018年07月12日作成
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