【本巣市】大熊農園

本巣市で年間約250 トンもの冬春トマトを出荷しているほか、柿や水稲の栽培も行なっている「大熊農園」さんを訪れました!

今はトマトの収穫期。農地には立派なビニールハウスが立ち並んでいます。そのうちの一つで迎えてくれたのは、大熊昭哲さん。

本巣市で代々続いてきた家業を継いで、20歳から農業一筋という大熊さん。食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられるJGAP 認証を取得したり、糸貫トマト振興会のメンバーで協力して持続可能な地域農業の実現を目指したりと、精力的に農業に取り組んでいます。

大熊農園のトマトづくりは、毎年7月に種をまくことから始まります。接ぎ木を行い、苗を作り、10月から翌年7 月までの長期間にわたって収穫します。大熊さんが大切にしているのは「種まきから収穫まで、愛情を込めて我が子のように大切に育てること」。

ちなみに近年は苗を購入する農園も多く、自分たちで種をまいて、苗づくりから行う農家さんは珍しいのだとか。

ビニールハウスの中を見せていただくと、ちょっと不思議な光景を見つけました…!実はこれはちょうど、伸びた茎の下の方にある下葉を取り除く「葉かき」という作業を行っていたところなのだそう。

葉かきは、抵抗力が落ちて病害虫の発生源になりやすい古い葉を取り除いて病気になるのを予防したり、通気性を良くしたり、養分を果実に回してあげたりするための大切な作業なんです。

こちらの農園で栽培されているトマトの主流は大玉ですが、約25年前からは東海三県で初めて中玉の栽培もスタートしています。赤々と色づいた中玉トマトは、見るからに健やかで美味しそう!

大熊農園では、中玉トマトは「ポッポちゃん」として出荷されています。「一つ食べるともう一つ食べたくなる、つい、“ぽっ、ぽっ”と手が伸びる美味しいトマトということで、“ポッポちゃん”と名付けたんですよ」と大熊さん。

トマトらしい酸味と甘み、栄養価の高さが特長の「ポッポちゃん」や、無添加のトマトジュース「大熊さん家のとまと」は、リピート必至の美味しさ!大熊農園さんの直売所やオンラインショップでも購入できますので、ぜひ味わってみてくださいね!

※「大熊農園」さんは、本巣市の「広報もとす」のさかだちブックスの連載コラムでも、2022年1月号でご紹介しています


大熊農園

住所:本巣市上保105-1

WEBサイト:https://ookuma.shop-pro.jp/

2021年12月27日作成
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