【垂井町】味楽菓子工房 メルシイ
JR垂井駅のすぐ北にある「味楽菓子工房 メルシイ」さんに伺いました。
JR垂井駅を降りて北出口を出たら、本当にすぐ目の前にお店が見つかります。
メルシイさんは昭和50年に創業し、40年以上地元で愛されている洋菓子店。CAKE SHOPと書かれたかわいらしい外観が目印です。
店内には大きなショーケースが。お昼すぎに伺ったのですが、すでに売り切れてしまったケーキもありました。
それでも、まだまだ美味しそうなケーキがいっぱいで目移りしてしまいます。常連のお客さまが多く、みなさんそれぞれにお気に入りのケーキがあるんだとか。
店主の原敬詞さんはご家族と一緒に、毎朝午前3時ごろからケーキや焼き菓子を作りはじめ、午前8時のオープンには約20種類ほどのケーキをすべてショーケースに並べているんだそう!「毎日、19時には寝ています」と笑いながら教えてくれました。
壁にはテレビ番組で取材されたときの写真や色紙と一緒に、数々の賞状が。受賞している商品名には「チーズブッセ たるい」とあります。
こちらが、お店の焼き菓子売り上げランキングでも堂々の1位を誇る「チーズブッセ たるい」。垂井町のおみやげの定番として愛されていて、垂井町の「垂井ブランド2021」の中でも垂井町イチオシのトップブランドに認定されています。
さっくりふわふわな食感のブッセで、粒感のある大きめのチーズが入ったバタークリームをはさんであり、ブッセのほどよい甘みとバタークリームの濃厚さ、チーズの塩気が絶妙です!軽さもあるのでつい、いくつでも食べられてしまいそう。
この美味しさの秘密は、選びぬいた小麦粉、地元産の新鮮な卵、上質なバタークリームなどの “良い材料” を使い、卵は白身と黄身をそれぞれ別で泡立てるなど “丁寧に作る”こと。「とにかくお客さんに喜んでもらえるものを」という一心でお菓子を作り続けてきた原さんの思いが詰まった商品なんですね。
「チーズブッセ たるい」のほかにも、バームクーヘンやダックワーズ、レモンケーキなど、焼き菓子の種類も豊富です。特に発酵バターを使って焼き上げるクッキーの詰め合わせの「いろいろクッキー」にはファンが多く、「売り切れるとお客さんに怒られちゃうんだよ(笑)」と原さん。
垂井町で生まれ、東京でサラリーマンをした後、帰郷。最初はこの場所で「山崎パン」のお店を開いたものの、自らケーキを作りたいと10年間ほど洋菓子協会が主催する講習会に通ったりしながらお菓子作りを勉強し、メルシイをオープンした原さん。
「有名なお店で修業もしていないですし、今でもお菓子作りは素人みたいなものです。それでも、お客さんにこの前のケーキ美味しかったよ、と言ってもらえると嬉しくて。お客さんのおかげで今までお店をやってこれて、本当にありがたく思っています」。
ふと見ると、ショーケースの横に飾られたあざやかな花束に、メッセージカードが添えられていました。
「四日市からわざわざ来てくれたお客さんがくれたんですが、このメッセージはちょっと褒めすぎですよね」と照れながら見せてくれました。
原さんの作るまっすぐ美味しいお菓子は、たくさんの人にほっとする時間や元気や素敵な笑顔を届けているんですね。
垂井町で、必ず立ち寄りたい素敵な洋菓子屋さんを見つけました。みなさんもぜひ「メルシイ」さんを訪れてみてくださいね!
味楽菓子工房 メルシイ
住所:不破郡垂井町1808-11
営業時間:8:00〜18:00 ※ケーキがなくなり次第終了
定休日:火曜、第3水曜
TEL.0584-22-4256
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