【名古屋市】「名古屋市介護サービス事業者評価・ユーザー評価事業GUIDE BOOK」ができました!
2025年9月、名古屋市介護サービス事業者連絡研究会(以下、「名介研」)から、「名古屋市介護サービス事業者評価・ユーザー評価事業GUIDE BOOK」が発行されました!

この評価事業は、「サービスを提供する事業者とサービスを提供される利用者の双方が、同じ項目について評価を行い、双方の意識(評価)の差を比較して、その乖離(かいり)部分を把握する」という、名古屋市独自の介護サービスを評価する事業。“名古屋方式”として知られていて、厚生労働省や全国の自治体からも、高い評価と関心を集めています。
「介護サービス事業者評価・ユーザー評価事業GUIDE BOOK」は、そんな評価事業の仕組みやメリットを介護関係の事業者や介護サービスの利用者に知ってもらうために、名古屋市とともに評価事業を実施している「名介研」さんが発行したものです。
名古屋市介護サービス事業者連絡研究会(名介研)とは…?
名古屋市内で活動する、社会福祉法人・医療法人・民間企業・ NPO法人などの様々な法人、在宅サービス・施設サービスなどの幅広い介護事業者、経営者・介護支援専門員・介護スタッフ・看護スタッフなどが加入する組織。介護を受ける人やその家族が安心して支援を受けられるよう、連携して情報交換や交流、研究を行っています。

まず最初のページでは、評価事業の概要が説明されています。介護事業者や介護サービスの利用者、その家族がどのように評価を行い、どこで公表されるかが豊富なイラストを使って解説されていて、理解しやすいものになっています。
次のページでは、介護サービスの利用者と事業者それぞれの視点から評価事業活用のメリットが紹介されています。
まず、介護サービスの利用者や家族にとっては、自分たちが受けているサービスを評価できることや、その評価を元に事業者が改善を図るため、より安心してサービスが受けられることが魅力です。また、評価結果は「NAGOYAかいごネット」などで誰でも確認できるので、これから介護サービスを利用する方にとっても事業者選びの参考になります!

事業者側のメリットでは、実際に評価事業を活用している事業者の声が掲載されています。「職員目線からユーザー目線に切り替えることができた」「自分たちはできていると思っていたことが、必ずしもユーザーに伝わっていないことがわかったので改善したい」といったリアルな意見が掲載されていて説得力を感じます。

最後のページでは、「安心して介護サービスが受けられる・提供できる仕組み」としてPDCAサイクルの考え方や、名介研の概要が紹介されています。介護サービスの提供に携わるさまざまな事業者や職種の方が連携することで、より質の高いサービスが提供できる仕組みが作られているんだと実感しますね。

「名古屋市介護サービス事業者評価・ユーザー評価事業GUIDE BOOK」は、名古屋市の区役所の福祉課や、名介研に登録している事業者で配布されています。名古屋市で介護サービスの提供に携わっている方や、サービスを利用している方、これから利用しようと思っている方、そのご家族の方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
(「介護サービス事業者評価・ユーザー評価事業GUIDE BOOK」のデザイン・編集は、さかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました。)
介護サービス事業者評価・ユーザー評価事業GUIDE BOOK
発行:2025年9月
事業実施:名古屋市・名古屋市介護サービス事業者連絡研究会
パンフレット制作:名古屋市介護サービス事業者連絡研究会・株式会社結の樹
WEBサイト:https://www.meikaiken.gr.jp/
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