【郡上市】さかだちぶらり旅・郡上③ Book Cafe &私設図書館「風立ちぬ」
夏の終わりのぶらり旅に出かけた編集部。郡上市和良の「喫茶めぐり」さんや「郡上鍾乳洞」さんを訪れた後は、郡上八幡へ。
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「郡上おどり」で知られる郡上八幡にブックカフェがあると聞いて訪れたのは「風立ちぬ」さん。店名からして文学のかおりがしますね。明治時代に建てられたという築100年以上の建物を活用していて、趣きがあります。
お店に入ると、早速、テーブルの向こうの本棚にずらりと本が。すぐにでも本棚に直行したいところですが、まずは席についてオーダーを。
メニュー表を開くと、最初のページを読んだだけでワクワク…!メニューとともに紹介されている本が店内の本棚に置かれていて、「本の世界に浸りながら、めくるめく言葉の大海原に身をゆだねながら、お探しくださいませ」…とは!なんて楽しい仕掛けでしょう!
たとえば、仏蘭西珈琲(フランスコーヒー)、青のクリームソーダ、葡萄ジュースは…それぞれに、ギュスターヴ・フローベールの「ボヴァリー夫人」、萩原朔太郎の「五月の貴公子」、北原白秋の「空に真赤な」の小説の一節が添えられています。どんな本なのか興味が湧いて、探したくなりますね!
テーブルを囲む壁一面の本棚には、本好きな店主さんが収集した蔵書が1,000冊以上並んでいます。
ジャンルも、文学・美術・音楽・映画・歴史・絵本・童話・写真・演劇・画集・洋書・食・旅・民俗・自然・郷土…と幅広く、「こんな本もあるんだ!」「これ読みたい!」と思わず手に取ってしまいます。
岐阜にゆかりがある作家さんの本が置いてあるコーナーには、編集部が大好きな菊池亜希子さんの本も!
そして、あまりに素敵な装丁に手を伸ばした近代詩人・小説家の佐藤春夫著「殉情詩集」はいわゆる“アンカット本”で、小口の天(上部)を自身で切るという贅沢な装丁に、すっかり魅了されました!本の世界は本当に面白くて、奥深いですね。
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さて、読書のおともには、青のクリームソーダ(700円)とレモン風味のヨーグルトケーキ(400円)を。さらに酸味のきいた爽やかなレモンスカッシュや、カフェオレなどをいただきながら、すっかり本の世界にこころゆくまで没頭した編集部でした。
郡上に出かける本好きさんは、ぜひ、「風立ちぬ」さんを訪れてみてくださいね!
風立ちぬ
住所:郡上市八幡町島谷735-1
営業時間:10:00〜17:00(LO.16:30)
定休日:月曜、木曜、第2・ 4火曜
Instagram:@gujo.newkazetachinu
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