さかだちぶらり旅・長野編5 「司食堂」

西へぶらり、東へぶらり。どうも「さかだちぶらり旅」です。

長野編ではお仕事の合間に回って出会った長野の素敵なお店をお届けしています。

前回のぶらり旅記事ではおやきとお蕎麦についてご紹介しました。

のんびり公開してきましたが、今回でついに最終回です!

 


 

ひと仕事を終え、長野で最後に何を食べようと夜の街を歩いていると思わぬ事態になりました。

観光地あるあるですが、やはりお店の閉まる時間が早いようで。

さらに、どうやら月曜定休のお店が多いようでなかなかお店が見つかりません…。

 

こりゃ困ったと腹ペコで彷徨っていたところに、ようやく遠目にぽっと灯ったあたたかい光が見えました。

 

「 司 食 堂 」

 

食堂だ…!なんてありがたい…!

 

 

空腹によれよれしながら、扉をあけると中には想像した通りの昔ながらの食堂が広がっていました。

 

「腹ペコなんです。今からでも何か、ごはん食べられますか…?」

「うちは食堂だからね。夜まで食べられますよ。」

 

時刻は閉店ぎりぎり。

それでもおかあさんはあたたかい笑顔で中へ迎えてくれました。

 

 

品数たっぷり。

 

司食堂さん自慢のメニューは信州名物、佐久鯉を使った「鯉こく」。

今回の長野ぶらりは何かと鯉に縁があるなあと思いながら、注文してみました。

お盆いっぱいに並んだごはんは空腹にはたまらない絵。

さらに煮込みすぎちゃったけどよかったら、とおかあさんがしっかり味が染み込んだモツ煮をサービスでつけてくださり、いよいよ腹の音はピークを迎えました。

 

おだしの香りと、とろとろの鯉に衝撃です。

 

実を言うと何だかんだで鯉を食べるのは初めて。

避けてきたわけではないけれど、人に聞いた話で鯉=くさい、というイメージが強く積極的に食べにもいったことはありませんでした。

 

初鯉のお味はというと。

脂がたっぷりのっていて、口の中にいれたとたんほろほろと溶けていきます。

これは色々な意味で裏切られました…!

心配していたくさみも全くなく、おだしと合わさりまろやかな味わいに。

ごはんがもりもり進みます。

 

小骨が多いですが、お頭も脂がたっぷりです。

 

そんな様子を笑って見ていたおかあさんが

「お頭は平気?嫌いな人多いから余ってしまうの。よかったら食べる?」

と鯉のお頭まで用意してくださいました。

旅先の心遣いとうまい飯。身にしみる…。一口一口大切にいただきました。

ちなみに寒くなるほど脂がのるため、この時期鯉料理はどんどん美味しくなるそうです。

 

 

鯉こく以外にも定食メニュー、麺類、お酒も揃っています。

 

きくと昔の長野の人は、家の庭にある池で鯉を育てていて、お客様が来た時に鯉料理でおもてなしをする習慣があったのだとか。

そして50年近く、食堂を切り盛りしてきたというおかあさんは鯉料理の熟練者。

小骨が多い上、正しい調理をしないとくさみがでてしまうので、料理としては難しいけれど、慣れてしまえばね、と控えめに笑って言いました。

 

小さな心遣いも素敵!

 

そんな風におかあさんはと穏やかにはなしていると、まるでお家にいるみたいに寛いでしまい。

遅く入ったにも関わらず、つい長居をしてしまいました。

(「味は濃くない?お茶は冷めてない?」と常に気を配ってくださる様子は本当におかあさん…!)

 

司食堂さんの営業時間は夜21:30まで。

ご飯どころを逃してしまった方、鯉を食べたことがない方、ぜひお近くに来られた際は立ち寄ってみてください。

きっとおかあさんがあたたかく迎えてくれますよ。

 

 

 

1日半ほどの短い滞在でしたが、長野の素敵なお店とおはなしに出会えたぶらり旅でした。

 

これにてさかだちぶらり旅 長野編、

 

完。

また訪れる日まで。

 

 

 

 

さかだちぶらり旅・長野編 /   過去の記事はこちら!

1. ヤマとカワ珈琲店
2.    カレーショップ 山小屋
3. 鯉焼き専門店「藤田九衛門商店」
4.    おやきとおそば
5.    司食堂 

 

 

 


 

司食堂

 

住所:長野県長野市長野東之門町381

営業時間:AM11:00~PM14:00 /AM17:00~PM21:30

定休日:日曜定休

 

2019年01月19日作成
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