【郡上市】郡上ぶらり旅②／平野商店酒蔵跡（Petit Paris・gugulab・supple coffee roasters など）・桜間見屋

郡上八幡へ出かけた編集部。糸CAFEさん、郡上八幡町屋敷越前屋さん、Art ＆ Hotel 木ノ離さん、盛進堂さんを訪れた後は、吉田川にかかる宮ヶ瀬橋を渡って、最近話題の「平野商店酒蔵跡」へ！

※【郡上市】郡上ぶらり旅①の記事はこちら

郡上八幡のまちなかを流れる清流・吉田川は、ちょうど鮎釣りを楽しむ人たちでにぎわう時期でした。

橋を渡って突き当たりを西に折れて進むと、2022年10月にオープンした「平野商店酒蔵跡」の「蔵エリア」にたどり着きます。ここは、もともと酒蔵があった場所に建つ蔵や建物をリノベーションした飲食店やリメイク古家具店など、郡上にちなんだこだわりを持つお店が並んでいる注目のスポットなんです。

早速、伺ったのは焼き菓子とアンティークのお店「Petit Paris（プチパリ）」さん。本当にパリの街角に迷い込んだかのような、素敵な外観にうっとり。

そして、店内も足を踏み入れた途端に、その世界観に思わず圧倒されてしまいます！「ここは日本の、郡上なの？」と思わず呟きたくなるほど…。

プチパリさんの焼き菓子はとても人気で、売り切れてしまうことも多いのですが、この日は幸運なことにカヌレやケーク・オ・バナーヌ、サブレ、きびボール、大きなフィナンシェなどがたくさん並んでいました！素材にこだわり、丁寧に作られたプチパリさんの焼き菓子は、一度食べたら忘れられない、ちょっと特別な美味しさがあるんです！

どれも欲しくて迷いながらも、美味しいうちに食べられる分だけを選んで購入。買えなかったお菓子は次の楽しみに…。

奥へ進んでいくと、小駄良川沿いの「かわべエリア」にもお店があります。コーヒースタンド「かわべのコーヒー酒場」さん、ワインスタンドとショップ「wine box tempo」さん、そしてカレー屋「nora」さん。noraさんはクラフトジンジャーエールもいろんな種類が揃っているので、お店の前のテラスでカレーと個性的なジンジャーエールを楽しむのも良さそうです。今回はすでに糸カフェさんでスパイスカレーを食べたところだったのでカレーは見送りましたが、次回の郡上旅ではnoraさんのカレーを食べてみたい…！

平野商店酒蔵跡「蔵エリア」にある「采幸房（いろどりこうぼう）」さんでは、シルクスクリーン体験ができるそう。土日祝のみの営業ですが、事前に予約すれば平日でも体験できるようなので、旅の思い出に手拭いなどにシルクスクリーン印刷をしてみるのもいいかもしれません。

蔵エリア内で一際目を引く大きな蔵は、改装されて古道具やリメイク家具を扱う「gugulab（ググラボ）」さん。

郡上の民家の片隅に置かれたり、仕舞われたり、忘れられたりしたまま眠っていた道具や家具に、郡上の職人や作家が手を加えて再生し、必要とする人へと届けています。店内には食器やおもちゃのほか、古い時計や民具、看板なども並んでいて、どこか郡上の民芸館のような趣きもあり、見ているだけでも楽しくなります。

古道具が好きな方だけでなく、モダンに生まれ変わったリメイク家具などに興味がある方にもおすすめですよ！

まだ日差しが暑い中を散策したので、ひと休みに蔵エリアにある「supple coffee roasters」さんへ。

2020年にオープンしたこのカフェの魅力は、何といってもカウンター席に座ると目の前に吉田川の清流が眺められること…！

青空を映して青色に輝くアイスコーヒーにほっと心が和みます。自家焙煎した豆を使って、珍しい水出しで淹れたアイスコーヒーは、キリッと酸がきいてすっきりとした飲み口ながら、後味にコーヒーのコクと香りが心地よく残って、とっても美味しい…！

ちなみにこちらのお店では、プチパリさんで購入したお菓子をイートインできるとのことで、先ほど買ったばかりのカヌレとケーク・オ・バナーヌをおやつに。どちらも歩き疲れた体を優しく元気にしてくれる美味しさで、しみじみ幸せな気持ちに。柚子などの柑橘と柿酢の酸味がきいた郡上八幡生まれのクラフトコーラ「PACHI COLA」とも相性抜群でした。