【池田町】100歳になってもいきいきと暮らせる社会を/BABAラボ ぎふいけだ工房

岐阜市から西へ車で50分ほど。

池田山の麓の揖斐郡池田町(いけだちょう)は「揖斐茶」や「池田温泉」で知られる自然豊かな町です。

池田町の道の駅「池田温泉」はちょっと変わったつくりの道の駅で、独立した建物の11軒のお店が集まってできています。

その中のひとつ「 BABAラボ ぎふいけだ工房」さんは「100歳になっても、わたしらしくはたらき、いきいきと暮らしつづけられる社会」を目標に活動されている、ショップ兼工房。

BABAラボさんがオープンしたのは1年前のことで、発祥のさいたま工房に続く2店舗目です。

道の駅の他のお店は飲食が中心のなか、ここはちょっと違った様子。

どんな活動をされているのでしょうか?

早速店内にお邪魔させていただきました!

 

店内に所狭しと並ぶのは、あまり見たことがない珍しい雑貨の数々。

実はここに並んでいる商品はBABAラボさんのスタッフである60代以上の方々が手作りされているのです!

 

商品の開発から制作まで手がけているのは、4人のシニアスタッフさん。

当番制で店番をされており、この日は増元さん(写真左)と河本さん(写真右)にお話を伺いました。

新聞に掲載されていた求人広告を見て応募したのがきっかけだというお二人。

「何やるかはよくわかっていなかったけれど、仕事を退職してから自宅にいるより何かしたいと思って応募しました。」とマスモトさん。

カワモトさんも同じく仕事内容がわからぬまま、働き始めるようになったのだとか。

 

ここでは60歳を過ぎてからもボランティアではなく、まだまだ活躍できるシニア世代がしっかりと稼いで働けるビジネスモデルをつくるチャレンジの場として、主に生活に役立つ商品の開発から制作と、ワークショップなどのイベントを開催しています。

シニア世代が活動するとなるとどうしてもボランティアになってしまいがち。

しかし、BABAラボさんではそこにビジネスとしての価値を見出していくことで、「100歳になっても、わたしらしくはたらき、いきいきと暮らしつづけられる社会」を目指しています。

 

例えば一番のヒット商品で現在特許の申請中であるという商品がこちらの「夜光帽子と夜光タスキ」。

一番のアイディアマンである河本さんの発明です!

通常、夜光タスキは形状が平たく、車のヘッドライトなどで横から照らされたときには光りません。

 

一方で、河本さんが発明したオリジナルの夜光タスキは立体形状なので横から照らされたときにも反射するのです。

たしかに、これはありそうでなかったアイディア!

タクシードライバー時代の経験から生まれた発明なんだとか。

(夜光タスキは岐阜市柳カ瀬商店街のなかにある「やながせ倉庫団地」でもお買い求めいただけます。)

 

「自分自身や、身近な人が実際の生活で困っていることを解決するような、これまでになかった商品を作っています。」とカワモトさん。

夜光タスキの他にも、足首用の枕やバックインバックなど、ユニークで実用的な商品がたくさん誕生しています。

アイディアはどんどん出てきたとしてもなかなか形にして販売するというのはハードルが高いことですが、ここでは発案してから販売するところまでできるまで実現することができるのが他にはない魅力です。

これからもシニアスタッフの方々を中心に「どこにもないこと」をやっていきたいというBABAラボさん。

まだまだ元気なシニア世代がもっと活躍できるような社会に向けて活動の輪が広がっていく様子は目がはなせません!

道の駅全体も個性的で楽しいお店がたくさん集まっているので、ぜひみなさんも池田温泉に足をお運びください。


BABAラボ ぎふいけだ工房

住所:岐阜県揖斐郡池田町片山1953-1(道の駅 池田温泉内)

HP:https://www.baba-lab.net/about/

Twitter:@baba_lab_gifu

2018年02月08日作成
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