【岐阜・各務原】手力雄神社/観光名所
ここは岐阜県の各務原市にある手力雄神社(てぢからおじんじゃ)です。
歴史は5世紀までさかのぼれるほど古く、地元の人達に親しまれています。
手力雄神社と口に出してみると
てぢからおじいちゃんと言ってしまいそうになりますが(笑)
ここで気になるのが名前にある“雄”です。
女人禁制の神社なのかといえばそんなマッチョな神社ではなく
祀られている神様の名前が
手力雄神(てぢからおおかみ)というからなんです。
どんな神様かといえば
色々あってふてくされ、岩で閉じられた洞窟の中に
太陽の神、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が
ひきこもってしまったので世界が真っ暗になり
なんとか外に出てもらおうと洞窟の前で宴会を開いたところ
天照大御神が気になって岩をちょっと開けたすきに
力持ちの神様が一気に岩の扉をこじ開けて
天照大御神を外に出して世界が元に戻った
という「古事記」の中の有名なエピソードに登場する
扉を開けた力持ちの神様が手力雄神です。
つまりドアボーイの神様です(笑)。
何やらスケールが小さな感じがしますが
この神社が地元の人に親しまれている理由は他にあります。
手力雄神は力の神様なので
勝負事やスポーツの神様として信仰されていまして
何と織田信長が戦勝祈願に訪れているのです。
岐阜を攻めるために祈願したそうで
岐阜に住んでいる身としては複雑な気持ちがしますが
信長が岐阜を治めるようになってからは
手力雄神社を手厚く保護したようです。
こちらの木は織田信長が弓を立て掛けたと伝えられる
弓掛桜(ゆみかけざくら)です。
弓ではなく刀だったら刀掛桜、槍だったら槍掛桜、
「調子どう?」と声を掛けていたら声掛桜、なんて呼ばれることになったのでしょう(笑)。
神社といえば境内ですが、現在の境内は
ご覧の通り改修中でした。2017年に修復される予定だそうです。
他にも手力雄神社には
このような鳥居が立ち並んだ稲荷神社
微妙な位置に顔が出る顔出しパネル
国歌に出てくるさざれ石
何ともいえない位置に顔が出る顔出しパネル
緑豊かな弓道場
心霊のような位置に顔が出る顔出しパネルなどの見所があります。
皆さんも大事な勝負がある時はぜひ、お参りにいってみてください。
織田信長のような快進撃が起こせるかもしれません。
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