【岐阜市】岐阜善光寺 4/3〜6/29御開帳

岐阜市伊奈波通にある岐阜善光寺さんで、2022年4月3日から始まった御本尊の御開帳。7年ぶりの御開帳ということで、早速、参拝に訪れました!

参道のしだれ桜も見頃で、美しいピンク色に染まっていました。本堂の前に立つ回向柱は、白い「善の綱」で御本尊の右手と結ばれているため、この柱に触れたり、善の綱の先を握ったりすることで、御本尊とご縁を結ぶことができると言われています。

そもそも御開帳というのは、普段は閉じられている厨子(ずし)の扉を開いて、奥に安置されている秘仏を公開すること。この春には、7年に1度の御開帳を行う信州善光寺とともに、長野県飯田市の善光寺(元善光寺)、山梨県甲府市の善光寺(甲斐善光寺)、愛知県稲沢市の善光寺(祖父江善光寺東海別院)、岐阜県関市の善光寺(関善光寺)、岐阜県岐阜市の善光寺(岐阜善光寺)の六善光寺で同時御開帳が行われています。

ここ岐阜善光寺では、御開帳期間中は御本尊の善光寺如来を直接拝観することができ、さらに毎日9時〜、11時〜、13時〜行われる特別内陣参拝では、ご住職の読経と法話の後にご本尊を間近で拝むことができるんです!

そこで特別内陣参拝に伺い、本堂へ。厳かな雰囲気の中、力強い読経の声が響きます。

御開帳初日の開白法要とともに、晋山(しんざん)式が執り行なわれて、新住職になられた松枝秀乗さん。

法話では、善光寺の縁起に触れ、善光寺は宗旨を問わず誰でもお参りすることができるお寺であると説かれた後に、「心のもやもやを置いていくのがお寺です。どうぞお参りをして、すっきりした気持ちでお帰りください」と話されていたのがとても印象的でした。

法話の後は、参拝者が順番に、御本尊が祀られている神聖な「内陣」へと足を進めます。

岐阜善光寺は戦国時代に織田信長公が信州善光寺の御本尊である一光三尊阿弥陀如来を岐阜の地に招いてお祀りしたことがはじまりとされています。信長公が本能寺の変で討たれた後、御本尊は岐阜から信州善光寺へと遍座しましたが、嫡孫(ちゃくそん)である秀信公の命により、岐阜に立派な堂宇を建てて、御分身をお祀りするようになったのが岐阜善光寺なのです。

明治時代に起きた濃尾震災では、お寺は全焼してしまいましたが、当時のご住職が燃え盛る炎の中、この御本尊を抱えて命からがら逃げたおかげで、御本尊が無事だったといいます。

そんな秘仏を間近に拝むことができる機会は7年に1度のこと。ぜひ、みなさんも参拝にお出かけくださいね!

ちなみに本堂にはこんな有能なお坊さんも…!?

そう、ペッパーくんが善光寺の始まりについてなどを、身振りもつけてわかりやすく解説してくれるんですよ!

参拝後はお守りや御開帳の記念品が並ぶ販売所へ。

中でも目に止まったのは、瑞浪市で無農薬・無化学肥料の有機農法でお茶を育てている瑞芳園さんとのコラボ商品「岐阜善光寺 開運厄除け茶」200円。ご祈祷済みの岐阜県産紅茶と金平糖が入ったティーバッグで、香り高い紅茶に溶けた金平糖のほのかな甘さがよく合います。「大地のおやつ」で知られる山本佐太郎商店さんとコラボした「御開帳かりんとう」350円と一緒に味わうと、よりご利益がありそうですね!

岐阜善光寺では、5月3日(火)の中日大法要では火渡りも行われます。

また、5月15日(日)10:00〜15:00には、毎月15日に開催されている善光寺大門まるけがパワーアップした特別版マルシェ「ミライの参道まるけ」も開催されますので、ぜひ、参拝と合わせて楽しんでくださいね!


岐阜善光寺

住所:岐阜市伊奈波通1-8

TEL:058-263-8320

WEBサイト:http://gifu-zenkoji.jp/

《御開帳》
開催期間:2022年4月3日(日)〜6月29日(水)
特別内陣参拝は期間中の毎日9:00〜、11:00〜、13:00〜の3回 ※通常の参拝はいつでもできます

2022年04月22日作成
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