【東京】讃岐かるかや

東京・池袋駅隣接の西武池袋本店の9階屋上にある「食と緑の空中庭園」。色とりどりの椅子とフードカートが並び、どことなく懐かしさも感じるその一角にのれんを掲げる手打ちうどん屋さんの「讃岐かるかや」さんにお邪魔してきました。

昭和43年に向島から移転して約50年、同じ建物の地下一階のおかず市場でつくる、製麺したての讃岐うどんを食べることができると、幅広い年代の方に親しまれています。昼食時には行列ができる人気店です。

「うちは全部手作りなんです。麺はもちろん、出汁も煮干しと昆布でとっています。」と2代目の金子多聞さん。先代から引き継いだ「全て手作り」のこだわりが、長年愛されている秘訣とのことです。「麺もね、機械と違って不恰好なんですけど、それで食感がよくなるんです」。

かるかやうどん 600円(税込)

店名が付いた「かるかやうどん」はかつお節と油あげ、蒲鉾がのった見目にも楽しいうどん。ふわりと漂ってくる出汁の香りがたまりません!

麺をすくいあげると、金子さんのいう通り、少し太めでさまざまな表情のうどんが顔をだしました。

一口、麺を頬張って驚いたのは、その弾力…!もっちりと程よい歯応えのある麺に、香り豊かな出汁がよく絡んでいます。ふさふさの鰹節が染み渡るとさらに味が深まり、油あげからじゅわっと口いっぱいに広がるコク深い出汁に思わず笑みがこぼれます。

月見うどん 油あげトッピング 600円(税込)

こちらは月見うどんに油あげをトッピングしたもの。お出汁と卵と揚げ玉の相性が抜群で、箸が止まらない美味しさ!他にも、手で丁寧にすりおろした大根おろしがたっぷりとついてくる「おろしうどん」や、山菜の風味豊かな「山菜うどん」、金子さん一押しの「つけうどん」などさまざまなメニューがあります。

「今まで通り、手作業にこだわって、それを守って続けていきたい。」と金子さん。

9階屋上の生い茂る緑と東京らしいビルの風景を眺めながら、青空のもとでうどんを食べることができるのも、ここならでは。

帰りに地下一階に寄って、製麺したての麺をお土産に買って帰るのもおすすめです。タイミングが合えば、間近で製麺している様子を見ることもできます。

ぜひ、お近くにお越しの際には、こだわりの一杯が楽しめる讃岐かるかやさんにお立ち寄りくださいね!

※「讃岐かるかや」さんは、TOFU magazine31号でも詳しくご紹介しています。


讃岐かるかや

住所︰東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店屋上9F 食と緑の空中庭園

営業時間:10:00~20:00(L.O19:30)

定休日:不定休

TEL: 03-3981-0111

HP:https://www.sanuki-karukaya.jp/

2023年05月02日作成
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