【柳ケ瀬】「さかざきちはる 本づくり展 岐阜・柳ケ瀬商店街」3/20まで開催中!

JR東日本のSuicaのペンギンや、千葉県のマスコットキャラクター・チーバくん、ダイハツのカクカクシカジカなど、数多くのキャラクターデザインを手がけ、全国にファンを持つ絵本作家・イラストレーターのさかざきちはるさん。

2022年2月20日(日)〜3月20日(日)に、そのさかざきちはるさんの個展「さかざきちはる 本づくり展」が、なんと岐阜の柳ケ瀬商店街や美殿町商店街にある4つの店舗で開催されています!

会場となっているのは、①ヨンマルニカイ、②徒然舎、③喫茶 星時、④やながせ倉庫団地。早速、さかだち編集部が4つの店舗をめぐって、今回の企画展をじっくり楽しんできましたので、そのレポートをお届けします!

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①メイン会場のロイヤルビル2階「ヨンマルニカイ」さんへ!

今回のメイン会場はロイヤル劇場が入っているロイヤルビルの2階にある「ヨンマルニカイ」さん。らせん階段を上って、会場へ…。

ペンギンの足跡をたどりながら階段を上っていくだけで、すでにさかざきさんの世界に飛び込んでいくワクワク感に包まれます!

最初に迎えてくれるのは、ペンギンの“私”と小さな白い文鳥の”ぴーちゃん”の大きなイラスト!吊るされたノートには、さかざきさんの直筆の言葉が記されています。

この個展では、学生時代から絵本を手作りしていたさかざきさんが、どんな風に、どんな思いで本を作っているのかが展示を通してわかるようになっています。まずはお話の構成を考えてから絵を描いているんですね。

2020年に千葉県の「市川市文学ミュージアム」で開催された「さかざきちはるの本づくり展」。その後、巡回展第1弾として大阪で開催され、続いて今回の岐阜・柳ケ瀬での開催となりました。大阪での開催時に制作された展示屋台もそのまま引き継がれています。ここはファンならぜひとも記念写真を撮影したいポイント!

と思ったら…

突然、二人の女性が登場…!?

実は、今回の「さかざきちはる 本づくり展 岐阜・柳ケ瀬商店街」の開催を実現するために動いていたのが、ミユキデザインのスタッフの瀧下さん(左)と田口さん(右)なんです。瀧下さんが、さかざきさんの絵本などのデザインや出版をしている「PENGUIN DESIGN」さんと縁があったことから、岐阜で個展を開催していただく運びになったのだとか。

「2000年に青春出版社から発刊された『ぴーちゃんの歌』という絵本があって、その大部分のイラストを描き下ろして2020年に復刊されたのが『ぴーちゃんと私』です。このテーブルには上に初版、下に復刻版のページが並べて展示してあるんですが、主人公がブタのキャラクターからペンギンに変わったり、2見開きが削られて構成が変わっていたりするのが、一目でわかる展示なんですよ」と瀧下さん。

貴重な直筆原稿も展示されていました!

ほかにも、さかざきさんの制作風景の動画や手描きのイラスト、印刷や製本、色選びに使われた資料や見本なども実物が展示されていて、「本ってこんな風に作られているんだ!」といろんな発見があります。

さらに、「ここに来てくれた方にぜひ参加してもらいたいのが、このカードなんです!」と田口さん。

絵本の中に出てくる「飛ぶためのきまり」(大切にしていること)をみんなでカードに書いてガラスに貼り、外からビルを見上げたときに、ペンギンさんとぴーちゃんのまわりに青空を作ろうという企画。みなさんもぜひ、カードに大切にしたいことを書き込んで貼ってみてくださいね!

また、ヨンマルニカイにある PENGUIN BOOTS+さんではシルクスクリーンで「ぴーちゃんと私」巾着を作るワークショップ、Atelier+Artgallery Lucca445さんでは「ぴーちゃんと私」のオリジナルブックカバーを作るワークショップ、やながせ図工室さんでは好きな動物をかわいく描くワークショップがそれぞれ開催されますので、興味のある方はそちらにも参加してみてください!

②美殿町商店街にある「古書と古本 徒然舎」さんへ!

続いては、柳ケ瀬商店街のすぐ東にある美殿町商店街の古本屋「徒然舎(つれづれしゃ)」さんへ。

早速、店頭にスタンプラリー台を発見!実は今回の個展では、4つの会場や商店街をめぐってもらえるようにとスタンプラリーも開催されていて、可愛らしいマップ付きのチラシがそのままスタンプを押せる台紙になっているんです。

チラシはスタンプ台が置いてある4つの会場で入手できます!

スタンプを押してみると…かわいい!!ちょっとかすれたり、ズレたりするのもまた愛しいものです。

徒然舎さんでは、個展会場でしか販売されていない「ぴーちゃんと私」をはじめとするさかざきちはるさんの書籍を、すべて直筆サイン本(小冊子は除く)で販売しています!

※徒然舎さんでお取り扱いされている書籍についての詳細はこちら

もともとさかざきさんのイラストが好きだったという店主の深谷さんの私物、本を読むペンギンさんのイラストも壁に展示されていますので、そちらもお見逃しなく!

③「喫茶 星時」さんで展示&限定プリンを!

次はリノベーションされた古いビル「カンダマチノート」の2階にある隠れ家のようなカフェ「喫茶 星時」さんへ。ちょっと急な階段を上がっていくと、入り口のドアの前にスタンプ台があります。

最近改装された店内は、さらにのんびりできそうな、独特で穏やかな雰囲気に。もちろん、さかざきさんの書籍も販売していますよ。こちらで展示をご覧いただく場合はワンオーダーが必要なので、オリジナル焙煎をしたコーヒーや人気のケーキ…そして、ここはぜひとも個展の期間限定の「白いぴーちゃん」プリンも味わいたいところ!

大阪での巡回展で登場した「白いぴーちゃんプリン」をベースに、岐阜の関牛乳を使って濃厚さもありつつさっぱりとした岐阜バージョンに仕上げているのだそう!かわいすぎて、食べるのがもったいないほど…!

壁には校正に使われて、付箋や書き込みがされた原稿などが、ずらりと展示されています。編集者のHさんがマスキングテープで“本のかたちにしたもの”からは、編集者の深い愛が感じられます。

一冊の本ができるまでには、本当にたくさんの言葉と絵が生み出され、さまざまな試行錯誤と、多くの人の手と愛情がかけられているんですよね。

④「やながせ倉庫団地」さんで「ぴーちゃんと私」グッズをお買い上げ!

最後は古いビルを改装したアトリエシェアビル「やながせ倉庫」にある「やながせ倉庫団地」さんへ!店内の小さなボックスが“団地”になっていて、ハンドメイド作家さんなどの”入居者”のみなさんが置いているアクセサリーや雑貨などを購入することができるお店です。

こちらでも、今回の個展でしか販売されていない書籍や、リバーズとコラボしたステンレスボトル、grafデザインのSUNAOシリーズとコラボしたカトラリーなどのグッズを販売しています。一部の商品はすでに在庫切れで追加注文をしたり、品薄になったりしているほど人気なんだそう!ファンの方はお早めに入手してくださいね。

4つの店舗をめぐって、無事にスタンプラリーも制覇!かわいいペンギンさんとぴーちゃんが柳ケ瀬をめぐっている地図が完成しました!

柳ケ瀬や美殿町には面白いお店や美味しいグルメもたくさんありますので、今回の個展と一緒に商店街をめぐってみてくださいね!


さかざきちはる 本づくり展 岐阜・柳ケ瀬商店街

開催期間:2022年2月20日(日)〜3月20日(日)

会場:
・ヨンマルニカイ @yonmarunikai
・古書と古本 徒然舎 @tsurezuresha_yf
・喫茶 星時 @goro10107314
・やながせ倉庫団地 @yanadanchi

《会場営業スケジュール》

※会場によって定休日が異なります。また、臨時休業の場合もありますので、ご来場の際はお気をつけください

※PENGUIN DESIGNさんによるウェブサイトはこちら

さかざきちはるさん公式TWITTER:@46963chiharu

お問い合わせ:ミユキデザイン info@miyukidesign.com

2022年02月28日作成
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