【本巣市】おにぎりのユリ

本巣市にある「おにぎりのユリ」さんに、名物のおにぎりを買いに伺いました!

1973年に創業し、地元の方にはお馴染みのおにぎり屋さん。国道303 号線沿いに店舗を構え、鮮やかな黄緑の看板が目を引きます。

中に入ると、店頭のショーケースにはおにぎりがずらり…!

定番の「昆布」や「さけ」から「豚のうま煮」「きくらげ」といった変わり種まで幅広い品揃え。これだけ種類があると、毎日でも具材を変えて楽しめそうです。

ショーケースの下の段には、おにぎりだけでなく「からあげ」や「カレーコロッケ」といった揚げ物も。さらに店内にはアイスクリームやカップ麺、庭で採れたという銀杏までならびます。

メニュー表を見せていただくと、全部で13種類のおにぎりと揚げ物の説明が書かれています。おにぎりはどれも110〜130円とリーズナブルで、お財布に優しいのも嬉しいですね。

豊富なおにぎりのラインナップの中からどれをいただこうか悩みますが…今回は「味つけ」「昆布」「しぐれ」「うめ」「豚のうま煮」「さけ」をセレクト!

お行儀よくならんだおにぎりを、持ち帰り用に包んでもらいます。水分を適度に残してくれる「文庫」という包みと、店名にちなんだユリが描かれた包装紙でくるむのですが、その手際のよいこと…!どちらも紙素材で、環境にも優しいものになっています。

テイクアウトしたおにぎりを早速いただきます!

…と、まず目に入るのはその美しく整ったおにぎりの形。一見すると三角形に見えますが、よく観察すると底辺の2頂点の角が切り落とされた五角形になっています!

特徴的なこの五角形は、創業当時から続くもので、昔は下の写真のような木型を使っていたそう。この形のおかげで三角形よりも形が崩れにくくなっているんです。現在は特注の機械を使用していますが、具材を載せて海苔を巻く工程は今も変わらず手作業です。

さて、まずは一番人気という「味つけ」からいただきます!

人参と鶏の炊き込みご飯を握ったおにぎりで、だしが程よく染み込んだしみじみとした味わいです。常連さんからは“家で作ろうと思ってもなかなかこの味にならない”なんて言われることもあるそう。

続いては、おすすめの「さけ」。毎朝鮭を焼きほぐしてつくっているという、手間がかけられた一品です。焼き鮭のちょうど良い塩加減が、ごはんとの相性抜群。間違ない組み合わせです!

どのおにぎりもお米は地元本巣市産のハツシモを使っているので、冷めてももっちりとしていて、美味しくいただけます。

お店を営むのは翠高生さん、直美さんご夫婦。平日は200個以上、休日は400個以上もおにぎりを作られていて、忙しい日にはお昼過ぎに完売してしまうこともあると言います。

さらに、学校の給食や子ども会の行事でも食べられているんです!「子どもの頃に食べたおにぎりを懐かしんで買いに来るお客さんも多いんですよ」とお二人。

流行りのものが次々と変わっていく時代だからこそ、「おにぎりのユリ」さんの“変わらない味”が長く愛されいてるのかもしれません。心が和むおにぎりを買いに、ぜひ訪れてみてくださいね!

※「おにぎりのユリ」さんは、本巣市の「広報もとす」のさかだちブックスの連載コラムでも、2022年5月号でご紹介しています。


おにぎりのユリ

住所:本巣市上真桑2240-105

営業時間:8:00〜20:00(売り切れ次第終了)

定休日:木曜、月1回水曜定休

TEL・FAX:058-324-4764

Intagram:@onigirinoyuri

2022年04月24日作成
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