【岐阜】楮(こうぞ)/岐阜ランチ

久しぶりにゆっくりと美味しい和食が食べたくなった編集部。となると向かうのは、金公園の東にある「楮」さんです!

和食の基本をしっかりと押さえながら、意外な旬の食材を組み合わせたり、工夫をこらした調理法や味付けで、ちょっと驚きのある創作和食にアレンジしたコース料理がリーズナブルに楽しめる人気店です。

店内はテーブル席と個室風の掘りごたつ席のほかに、厨房で手際よく美しく料理を仕上げる料理人さんたちの仕事ぶりが眺められるカウンター席もあります。

ランチは「二十四節気」にならって、年間で献立が24回変わります。訪れたときは、春になって虫たちが地上に出てくる「啓蟄(けいちつ)」の献立でした。

まず最初は「春野菜と海老の梅酢ジュレがけ」。プリッとした海老に菜の花のお浸し、上に細くスライスしたウドが乗っています。さっぱりとした梅酢の酸味がきいていて、和食ならではのホッとする美味しさ。

椀物は「新玉ネギのすり流し」。野菜の和風ポタージュといった感じですが、新玉ねぎの甘みが引き出されていて、とろりとした湯葉もまたよく合います!少し小柱も入っていて、味に深みがあります。

「春だいこんのステーキ」はまさに、この時季ならではの料理。中はたっぷりと水分があって瑞々しいのですが、表面はカリッとキャラメリゼされていて、噛んだ瞬間に「これが大根の食感なの?」と驚いてしまいます。岐阜市の島や則武で採れる3月が旬の「春だいこん」でしか、この食感は出せないんだそう。

続いてメインは「鰆の玉味噌焼き」。卵と西京味噌を溶いたものを鰆にかけて焼いてあり、鰆の塩気と味噌の甘さがバランスよく調和しています。意外とボリュームもあって大満足!

締めは「浅利(あさり)ご飯」とあおさのお味噌汁。ふっくらと甘い浅利ご飯に細切りの生姜がピリッときいています。こういう食材の絶妙な組み合わせが楽しいのも、楮さんならでは。

ちなみに、ご飯は少なめ、普通、多めが選べて、こちらは普通盛りです。

美味しかった料理にしみじみと心を癒されながら、最後にデザートとコーヒーをいただきました。

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楮さんは昼も夜もコース料理がリーズナブルに味わえます。もう少しだけ贅沢にという時は、楮さんの隣にある「楮はなれ」さんもおすすめです。

また、姉妹店の「Minoてつめい」さんでは、週替わりのお惣菜や日替わり弁当の「大人の給食」を販売されていますよ!(「大人の給食」の記事はこちら。)

みなさんもぜひ、楮さんの美味しい和食でリフレッシュしてくださいね!


住所:岐阜市八幡町35-2

営業時間:11:30~14:30(LO13:30)、18:00~22:00(LO21:00)

定休日:火曜、水曜の夜

WEB:https://www.lets-gifu.com/g/shop-617/

2021年03月21日作成
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