【本巣市】ジビエ料理工房 風の蛍/岐阜ランチ
高タンパク・低カロリーでヘルシーな食材としても注目されている鹿肉。そんな鹿肉が手軽にいただけると聞いて、本巣市の道の駅「織部の里もとす」にある「ジビエ料理工房 風の蛍」さんに行ってきました!
風の蛍さんは、本巣市のジビエ肉を扱う6次産業アンテナショップ。
本巣市内で鹿肉の加工を行う「里山ジビエ会」に所属する髙木正浩さんと、娘の香那さんを中心に、ご家族で営まれています。
自ら鹿肉の解体や処理に携わる正浩さんは「鹿肉をもっと一般の方に食べて、知ってもらいたい」と、2021年に店舗をオープン。
長年インド料理店や洋食店のシェフだったという経験を生かし、鹿肉の串焼きから、カレー、オープンサンド、パスタ、ミネストローネといった、「鹿肉ってこんな食べ方もできるんだ!」と驚くメニューを提供しています。
最近少しずつメジャーになってきましたが、なかなかいただく機会が少ない鹿肉。せっかくならいろいろ味わってみたい、ということでさまざまなメニューを注文してみました!
コンベニソンのオープンサンド 550円
まずいただいたのは、「コンベニソンのオープンサンド」。
コンベニソンとは、コンビーフの鹿肉版のことで、鹿肉を香味野菜やハーブと一緒に1週間漬け込んだ後、野菜、ハーブ、香辛料とともに半日ほど煮込んで作られています。そんなコンベニソンをたっぷり挟んだサンドは、ジビエ独特の臭みがなく、マヨネーズソースでまろやかに仕上げられているので、初めて鹿肉を食べる方にもおすすめ。
ちなみにトマトは大熊農園さんで収穫されたもの。お店を始めてから地元の農家さんと知り合う機会が増え、できるだけ地域で作られた農産物を使うことにもこだわられているそう。
鹿肉のインドカレー (玄米サフランライス、サラダセット)1,300円
こちらは「鹿肉のインドカレー」。ナスやズッキーニ、パプリカなど旬の野菜がごろっと入ったカレーに、イエローの玄米サフランライス、サラダがついて、ボリューム満点で目にも鮮やか!さまざまな香辛料と、よく煮込まれて柔らかくなった鹿肉からのだしが混ざり合ったカレーは、少しスパイシーで本格的な味わいです。
鹿肉の串焼き 1本 350円
“鹿肉らしさ”を堪能したいなら、「鹿肉の串焼き」を。丁寧に処理されていますが、ジビエ独特の歯応えやワイルドな風味を感じることができます!みそ(郡上みそ&徳山とうがらし)、塩(ハーブ塩&オリーブ油)、タレ(フルーツ工房糸貫 柿肉のたれ)の3種類から味付けが選べるので、食べ比べするのもいいですね!
「ジビエを通じて、自分たちが暮らす環境と、食の繋がりを実感してもらえるといいですね」と正浩さん。お店のカウンターには、食や生態系に関する本が並べられています。
「ここでの取り組みがきっかけとなって、お客さんがジビエに興味を持ってもらえるといいですね。将来的にはジビエと関わる担い手となったり、現在活用できていない鹿のツノや革を生かす活動が生まれたら面白いなと思います」。
自らもジビエに深く携わる一人である正浩さんは力強く語ります。
ほかではなかなか味わえないジビエ料理がいただける「風の蛍」さん。最近は市外や県外から訪れる人も増えているそうです。ほとんどのメニューはテイクアウトもできるので、お家でも鹿肉を味わえますよ。ぜひ、足を運んでみてくださいね!
※「ジビエ料理工房 風の蛍」さんは、本巣市の「広報もとす」2023年7月号のさかだちブックスの連載コラムでもご紹介しています。
ジビエ料理工房 風の蛍
住所:本巣市山口676
営業時間:9:00~16:00
TEL:090-1982-1710
定休日:水曜
WEBサイト:https://kazenohotaru.jimdofree.com/
Instagram:@kazenoh0taru
Twitter:@KazenoH0taru
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