【大垣】うなぎ川貞/岐阜ランチ

大垣にある「川貞」さんは、大正2年創業のうなぎ屋さんです。

大垣駅前通りにある本店は持ち帰り専門、東店では店内でお食事をいただくことができます。

今回訪れたのは川貞東店。店主の古川さんは「うなぎ屋で創業100年といったらまだまだ短いほうだよ。」とおっしゃっていましたが、お店は趣ある佇まいで、平日ながらもお客さんで賑わっていました。

古川さんはとても気さくな方で、大垣の歴史やうなぎのことなど色々なお話を聞かせてくださいます。

お料理を待っている間、「ちょっとこちらへ来てごらん」と古川さんの案内でお店の裏側へ。

大垣のきれいな地下水が注ぐ黒いザルのようなケースの中にいたのは……

 

生きているうなぎ!!

せっかくだから触ってごらんと言っていただき、恐る恐る触らせていただきました。

ぬめぬめしていてなかなか掴めない……!

食事の前に生きた姿を見るのは複雑な気持ちです。

続いて、炭火で焼いている様子も見学させていただきました!

大垣は日本のど真ん中という立地のため、うなぎは関東風の蒸し焼きと関西風の地焼きの文化がどちらも入ってきているのだそうです。

川貞さんの場合は蒸さずに一気に焼く関西風で、パリッと香ばしいのが特徴。一方、裂き方は関東風の背開きです。

慣れた手つきで焼いていますが、「串打ち三年裂き八年焼き一生」と言われるくらいうなぎを焼くのは大変なこと。川貞さんでは現在店主を含め4名が交代で焼いています。

 

さて、店内に戻りいよいよランチタイム。

広々としていて、立派な日本庭園が眺められる贅沢な空間は開放的でゆったりと食事を楽しむことができます。

川貞さんはもともとうなぎに限らず、川魚の専門店で、現在店舗が建っている場所も昔は大きな池だったのだそうです。

当時はお正月や祭りの際には欠かせない、鮒の甘露煮やもろこ煮がよく売れていたそうですが、魚よりも肉が好まれるようになった時代の変遷に合わせて人気のうなぎだけが残り、現在の形になりました。

 

うなぎ丼<竹>(2990円)

うなぎ丼やひつまぶし、定食など様々なメニューがある中で、今回いただいたのは店主の古川さんおすすめのうなぎ丼の竹。

香ばしく肉厚のうなぎは見るからにおいしそう……!

 

東京出身の杉田さんも、関西風の地焼きのうなぎを気に入ってくれたみたいです。

新緑のなか、水がさらさらと流れる初夏の大垣は一番気持ちのよい季節。

大垣を訪れた際はぜひお立ち寄りください!


川貞東店

住所:岐阜県大垣市東前2丁目38-2

営業時間:11:00~19:00

定休日:水曜

2018年04月05日作成
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