【岐阜市】勝手場コウ
柳ケ瀬商店街の北、若宮町通りにある居酒屋「勝手場コウ」さんへ行ってきました!



実はいろんな方からおすすめされていたのですが、なかなか伺うことができず、ようやく暖簾をくぐることができました。期待に胸を膨らませながら店内へ…!





訪れるまでは、勝手ににぎやかな居酒屋をイメージしていましたが、カウンター8席とボックス席2つというごぢんまりとしたお店で、心地よい落ち着きがあります。コースターに描かれた、酔いつぶれた男性の横で女性が熱燗をクイっとあおっているイラストがなんともいい感じ!

メニューはきんきやのどぐろ、黒むつの原始焼きなどから、お造りや鮮魚の生春巻き、ガリ紫蘇トマト、ゆり根と菜の花の卯の花といったアテまで、旬の食材を使った料理が並んでいて、あれも食べたい、これも気になる…と迷います!ちなみに“原始焼き”とは、串に刺した食材を囲炉裏などの炭火で焼く古来からの調理方法のことだそう。
ドリンクも日本酒のほかに、ビール、ジンやハイボールなどのクラフトスピリッツ、サワー、果実酒、ワイン、焼酎、ソフトドリンクまでが揃っています。

一杯目は、珍しい「つなしまサワー」(600円)を。横浜の綱島エリアで誕生したという大葉のピクルスが入ったサワーで、大葉特有のバジルのような爽やかさが特長。お通しのクリームチーズの自家製からすみかけとも相性抜群です!

「バイ貝の酒蒸し」(590円)は、貝が食べやすいように、一つ一つ楊枝が刺してある心遣いが嬉しい。上品な味付けと貝の絶妙な柔らかさについ、手が止まらなくなります。

この日は3人で訪れたのですが、オーダーした料理を1人ずつそれぞれに器に盛って提供していただけました!(そのため、写真はどちらも1/3人前です。)「インカのめざめ ポテトフライ」は、ほっくりとして、じゃがいもと思えないほどの甘さに驚きます!「ひね鶏のたたき 薬味ポンズ」は、親鶏ならではのコリコリとした弾力のある食感と優しい甘みのあるポン酢だれに箸が進みます!

そして、「サワラの塩たたき」の絶妙な火入れといったら…!口の中でまったりと広がる旨み…。塩わさびで食べると、さらに美味しさが際立ちます!こちらも1/3人前をそれぞれ皿に盛って出してくれました。盛り付けの美しさも美味しさの一つ。添えられたかぼすに搾りやすいようにさりげなく切れ込みが入っているところも心憎いですね。

続いてお酒は、新潟の「高千代」の辛口純米 無濾過生原酒と、長野の小布施ワイナリーが手掛ける白ワインのような日本酒「ソガベールエフィス」をいただいて、すっかり上機嫌に…!(笑)


日本酒のアテには、やはりこれ…!ということで、口の中でねっとり、とろりと溶ける背徳感がたまらない「フグ白子の焦がし醤油焼き」(1,790円)と「白子ポンズ」(1,490円)をいただきました。きっちりと和食の基本に忠実に、丁寧に作られた料理はどれもしみじみと美味しくて、思わず喜びのため息が漏れました。
深夜24時まで営業されているので、2軒目や3軒目にも重宝する「勝手場コウ」さん。事前に予約して出かけるのがおすすめです!
勝手場コウ
住所:岐阜市若宮町5-18−2
営業時間:18:00~24:00、日・祝日は17:00〜22:00
定休日:不定休(主に水曜)
Instagram:@_katteba_kohh
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