【ぎふのもの紹介・土岐】KANEAKI SAKAI POTTERY/岐阜ホール通信(13)
岐阜ホールでは、岐阜のお店の商品を使ったメニューを楽しんでいただけるカフェや、岐阜関連のイベントの開催以外に、「ぎふのもの」を取り扱っているショップも運営しております。
岐阜ホールの扉を開けるとまず最初に目に飛び込んでくるのは、棚にずらっと並べられた商品たち。もちろん全て岐阜県内各地から集めたこだわりの商品です。
現在お取引させていただいているのは約30社ですが、実は新しく棚が増えたのでどんどん新商品を増やして「ぎふのもの」コーナーを盛り上げていこうとしている真っ最中!
今回は岐阜ホールのショップで陶器をお取り扱いさせていただいている「KANEAKI SAKAI POTTERY」さんをご紹介。
9月14(土)・15日(日)に開催されていた蔵出しに行ってきました!
岐阜ホールでお取り扱い中のKANEAKI SAKAI POTTERYさんの商品。ぽってりとした箸置きが人気。
KANEAKI SAKAI POTTERYさんは、平成25年に金秋酒井製陶所さんから手仕事の美しさやデザイン性を求めて生まれたブランド。
マットな素材感と色味、シンプルで無駄がないデザインが素敵で、蔵出し2日目の15日にさかだち編集部がお邪魔した際には、すでに何品か品切れの状態でした。悔しい!(笑)
蔵出しの日には、実際に一つ一つ手で陶器を作られている陶芸家さんから直接お話を伺いながら購入することができるうえに、アウトレット価格で販売されているので、なくなってしまうのも頷けます。
KANEAKI SAKAI POTTERYさんは、金秋製陶所さんの工房の道向かいで蔵出しをされていました。
そんなKANEAKI SAKAI POTTERYさんを産んだ金秋酒井製陶所さんは、明治37年(1904年)に美濃焼の生産地である土岐市で創業。100年以上もその地で食器をつくられている老舗ながら、新しいことにも挑戦している製陶所です。
全国的に使われている美濃焼の食器は、伝統工芸というイメージよりも日常に馴染み、私たちの生活にはかかせない存在となっています。美濃焼のものだと思って買っていなくても、実は美濃焼の食器だったということもしばしば。
それゆえに、「これが美濃焼のお皿か……!」と感じながら使うことは少ないかもしれませんが、スタンダードを安定的に供給することができる技術が岐阜県の東濃地域にあるということは凄いことだなと改めて実感。
これまでに培われてきた技術があるからこそ、デザイン性や使い心地をさらに追求することができ、その価値を高めることでより上質なモノが出来上がっていくのだと、KANEAKI SAKAI POTTERYさんの商品をみていると思います。
購入した方には、商品の使い心地を試してもらえるようにということで、アッフォガードがついてきます。
食器はすべてKANEAKI SAKAI POTTERYさんのもの。
写っているスプーンは、この蔵出しのためにつくられたそうです!見た目も可愛らしく、舌触りがとってもなめらかでびっくり!このまま商品化しないかな…
道向かいにある金秋酒井製陶所さんでも同時に蔵出しが開催されていました。
工房の中に種類豊富なお皿やお茶碗、マグカップなどたくさんおいてあり、さかだち編集部は取材を忘れてお皿選びに夢中。
天井を見上げると陶器がゆらゆらとコンベアーに吊られています・・・!
工房が覗けるのも、蔵出しの楽しいところ。
お気に入りのお皿にたくさん出会えたさかだち編集部は大満足。お昼を食べるのも忘れて選んでいたので、お昼ご飯はどうせなら土岐名物をと、社長さんに紹介していただいた「ちちや」さんのてりかつ丼をいただいてきました。
KANEAKI SAKAI POTTERYさん、金秋酒井製陶所さん、どちらの方々もとても気さくで、また遊びに行きたくなる製陶所でした。
蔵出しは12月の14・15日にも開催するそうなので、ぜひ皆さんもお気に入りのお皿を探しに出かけてみてはいかかでしょうか?
金秋酒井製陶所
KANEAKI SAKAI POTTERY
岐阜県土岐市泉町久尻1169−1
〜編集後記〜
土岐市にはさかだちブックスでも何度か取材に伺っていますが、この日蔵出しに行ったさかだち編集部のメンバーは、土岐プレミアム・アウトレットしか行ったことのないメンバー。
せっかくなのでさかだちブックスでも以前取材をさせていただいた「ちちや」さんと「オオマツフード」さんにも立ち寄り、土岐市巡りを満喫して帰路につきました。
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