【滋賀・彦根】石川直樹さんのトークショーへ

滋賀県彦根市。

岐阜からも近いこの町で「写真家 石川直樹」さんのトークショーが行われました。

 

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会場は、千代神社の集会場です。 このイベントを企画されたthe good luck storeさんがある

彦根銀座商店街を奥に入ったところにあります。

 

会場周辺も複雑に入り組んだ路地に、

昔ながらの銭湯、渋いレタリングの看板と歩いているだけで

昭和にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

 

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さかだちレコメンドのMCの川上くん。

滋賀在住ということで会場にて合流して、いっしょに聴くことに。

 

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会場ではコーヒーとカレーも販売されていました。

仕事終わりに駆けつけた川上くんは、とりあえず腹ごしらえです。

 

 

石川さんは人類学、民族学などの領域に関心を持ち、世界中を旅しながら、自分の身体を通して経験されたことを写真で表現されています。

これまでにも古代壁画、環太平洋文化圏、北極圏、富士山など様々なテーマで作品を発表されています。

 

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今回は2013年からシリーズで出されているヒマラヤをテーマにした作品の刊行記念イベントです。

このシリーズ、これまでに「Lhotse」「Qomolangma」「Manaslu」「Makalu」と出版されていますが、これらは全て石川さんが登られた山の名前です。

麓の街から標高8000m以上の山頂までの行程が時系列に収められていて、まるでいっしょに山に登っているような感覚になれる写真集です。

(もちろん読者は酸素も十分にあるあったかい部屋でこれを読むのですが・・・)

 

 

このシリーズの最新刊は「K2」。

「K2」についてのトークショーがいよいよ始まります!

 

 

「K2」は、パキスタンにある世界第2位の高さを誇る山です。

これまで登った山と勝手が違い、様々な問題が起きたそうです。

 

 

麓の街から、K2のベースキャンプまでの道のりが10日間。

ジープで進めるところまで進んでからは、驢馬に荷物を載せての徒歩旅行。

その行程だけでも本が一冊書けそうなぐらいです。

高性能なアウトドアギアで身を固める石川さんたちに対し、

現地のポーター(荷を運ぶ人)は標高5000mまでサンダルで登ってしまうそうです。恐るべし!

実際の登山の話は本当に別世界です。

いつ雪崩が起きるかわからないルート。斜面にへばりつくようなキャンプ。凍って全くアイゼンが刺さらない斜面。目まぐるしく変わる天候。

 

そんなすごい世界に何か月も身を置いていたのに、飄々と話をする石川さんがとても印象的でした。

 

 

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話を聞いていると、やっぱり写真集がほしくなります。

あっという間に用意された「K2」は完売してしまいました。

 

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川上くんも、もちろん購入。

 

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石川さんにサインをしてもらいました。

 

 

こちらが写真集のPVです。

これをみて、ビビビッ!っときた人は、ぜひ写真集を手にとってみてください!

 

 

2016年02月11日作成
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