【関市】「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト」スタート!

みなさんは「ほらどキウイ」をご存知ですか?

岐阜県関市洞戸では、昭和54年からキウイの栽培がはじまり、現在は40名の生産者が栽培を行って、なんと年間約30万玉、約30tを生産。「ほらどキウイ」は地域の特産物として、直売所や道の駅、大手スーパーなどでも販売され、売り上げも好調です。

しかし、キウイの樹木の寿命は25~30年といわれ、洞戸地域では樹齢の古い園が多くなっていることや、生産者の高齢化、後継者不足などの課題がみられます。そこで、この「ほらどキウイ」を未来に残していくため、「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト(通称:ほらプロ)」が立ち上がりました!

これは「JAめぐみの( めぐみの農業協同組合)」さんが遊休農地を活用して栽培棚を設置し、生産者、パートナー企業、協力機関とともに、3年間で500本のキウイの植樹を行って約1haの生産面積を拡大するというプロジェクト。

2021年7月1日には、ほらどキウイプラザ(洞戸ふれあいセンター多目的室)で出陣式が行われました。

実はキウイは、新たに植樹をしてから収穫できるようになるまでに4、5年かかるのだそう。そこで、これから3年間で約1haの生産面積を拡大して4年目からの出荷を目指し、10年後には20tの生産量増加を見込むという、壮大なプロジェクトなんです。

会場には、十六銀行、イオンリテール、コープぎふ、FC岐阜、中部学院大学・中部学院短期大学といったパートナー企業ののぼりがずらり。また、尾関健治関市長も来賓として挨拶をされました。

出陣式の最後は、参加者のみなさんが「ほらどキウイ」のマスコットキャラクター「キウイぼうや」と一緒に鬨(とき)の声をあげました。

このプロジェクトでは、「ほらどキウイ」を未来に残していくため、生産者、協力機関、パートナー企業・団体などさまざまな組織が連携し、持続可能な農業と地域社会づくりを目指します。

また10月には、JAめぐみの、県立関高等学校、焼肉屋まるちゃん(関市)、焼肉のタレ「ばかたれ」製造会社福ちゃん(岐阜市)が協同して開発に取り組んでいる、摘果キウイを活用した焼肉のタレも販売されるそうなので、どうぞお楽しみに!

(「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト」のロゴは、さかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターがデザインを担当させていただきました)


「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト」

プロジェクト運営事務局:めぐみの農業協同組合中濃営農経済センター

住所:関市若草通1-1

TEL:0575-23-8115

2021年07月11日作成
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