【大垣】エントワさんの2階に「本と旅する森の本屋」オープン!
大垣市にある「喫茶とちょうど品 エントワ」さんの2階に、素敵な本屋さんがオープンしたという噂を聞きつけ、早速、お邪魔してきました!
築120年という立派な土蔵を改装したエントワさん。
かわいいロゴが入ったのれんをくぐってお店に入ります。
1階が喫茶スペースで、その奥にちょうど品があり、2階が今年1月にオープンしたばかりの本屋さんです。
喫茶スペースにある階段に看板が。そこに書かれている言葉のはじまりは、「本と森と、珈琲と。ソファと静寂と…」。
これを読むだけで、すでにワクワクしてきます!
そして階段を上ると…。
現れたのは、まるで物語に出てくる屋根裏部屋のような、それでいて天窓からの光や緑があって、気持ちの良い森の中にいるような不思議な空間!
棚にはぎっしりと本が並んでいます。
文学や哲学から、料理、暮らしのこと、エッセイ、デザインや写真、経済まで。あらゆるジャンルにわたりながら、ふと手にとってみたくなる、ページを開きたくなる本があちこちに…。
こちらの本をセレクトしたのは、店主の和田将伍さん。
「喫茶をオープンしたときから、ずっと2階には本を、と思っていたんです。ここには1,700冊ほど本があるんですが、長野のバリューブックスさんに協力していただいて、すべて自分で選びました。今までに僕が読んだ本というより、これから一生かけて読みたいような本を選んでます」。
和田さんの中では、最初から「森」のイメージもあったのだそう。
そこで、中央にどっしりと立っていた大黒柱を、緑を茂らせた大きな木に生まれ変わらせました。まるで「本の木」みたい。
杉田さんもすっかり本に夢中に。好きな作家さんの本を見つけると嬉しいし、いつもはあまり読まないジャンルの本と出合えるのも楽しい。それがこの「本と旅する森の本屋」さんの醍醐味です。
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ちなみにここは、ほとんどすべての本が買える古本屋さんでもありますが、自由に本が読める喫茶としても利用できます。
座り心地のいいソファ席もカウンター席もどちらも一人席のみで、私語は不可。利用料金は1時間300円ですが、1オーダーごとに1時間分無料になります。
ところで、こちらのオーダー方法がまたちょっと変わっているんです。
和田さん曰く、「となりのトトロ」のネコバスを待つバス停をイメージして作ったというスペースに、ある仕掛けが。
お客さんが注文したいドリンクやスイーツを自分で紙に書いてこの管から投函すると、オーダー完了。遊び心があって、楽しすぎます…!
美味しい珈琲やスイーツを味わいながら、ふと日常を離れて、ゆっくりと本の世界に没頭するひととき…。何時間でもいられそうなとっておきの場所を見つけました!
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2階を満喫した後は、1階の喫茶の奥にある「はなれ」に。
和田さんが「長く使えるもの、良質なもの、手仕事を感じるもの」といった基準でセレクトした、ちょうど良い品々 = 「ちょうど品」が並んでいます。
どれも連れて帰りたくなるものばかり。ぜひ、「本と旅する森の本屋」さんや「喫茶エントワ」さんを訪れたときは、一緒に覗いてみてくださいね。
※以前に「喫茶とちょうど品 エントワ」さんをご紹介した記事はこちら
(エントワさんのロゴデザインとWEBサイト制作は、さかだちブックスを運営する株式会社リトルクリエイティブセンターが担当させていただきました。)
喫茶とちょうど品 エントワ
住所:大垣市中川町2-1088
営業時間:9:00〜17:00
定休日:月曜、第2・4日曜
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