10月後半のイベント情報/岐阜ホール通信
岐阜ホールではオープンから2ヶ月、様々なイベントを開催してきました。
そのほとんどが岐阜にちなんだものですが、一口に岐阜といっても多種多様なテーマがあって、毎回新たな岐阜の一面を見ることができます。
今回のテーマは「慰問文」。
耳慣れない言葉だな…..そう感じた方にこそ、ぜひお届けしたいイベントをご紹介します!
<10/27>慰問文は語る〜36篇の手紙に綴られた、戦争と平和〜
《日時》10月27日 19:00〜20:30
《会場》岐阜ホール
東京都台東区上野桜木1-4-5-2F
《定員》30名
《参加費》無料
1ドリンクオーダーをお願いいたします
《問い合わせ》
AHA!(アハ)
mail:aha.archive.2005@gmail.com/電話:06-6636-5757(松本・水野)
岐阜ホール
03-5834-8046
ご予約:https://imonbunshu.peatix.com/view
みなさんは「慰問文」をご存知ですか….?
慰問文とは、戦場の兵士を励ますために、国内の人々によって書かれた手紙のこと。日用品や写真、お守りなどを入れた「慰問袋」に添えられ、戦地の各部隊に送られていました。
1939年、岐阜県加茂郡伊深村では、日中戦争の最中に村の子どもたちが、自分たちの日常を手紙に綴り、子どもたちの父であり、兄である、兵隊さんに届けたのです。
子どもたちからの直筆の手紙に、兵隊さんたちはどれほど励まされたでしょうか……。
その慰問文集は一時帰国した兵士の手によって、家族に預けられ、のちに村から発見されました。
それから40年後、地元の文庫サークルの主婦たちが3ヶ月かけて鉄筆でなぞり、ガリ版で刷って再発行され村中に配布されました。そして、それからさらに40年後の2019年夏、40年前と80年前に起きていたことをなぞり再々発行というかたちで自主出版するプロジェクトが立ち上がりました。
プロジェクトのメンバー(AHA!)は戦争を知らない世代。だからこそ、記憶をどう継承していくかという問題に向き合い、なぜ慰問文集が生まれ、当時の人々がどのような気持ちでそれを綴り、受け取ったのかなどを紐解きます。
今回のイベントはそのプロジェクトの中間報告会という位置付け。
戦争や慰問文というと少し重いテーマに感じられるかもしれませんが、時代が変化していくなかで、記憶や技術を継承していくことは若い世代にとって、テーマ限らず大切なこと。
来夏の発行に向けて、今どんな取り組みが実行されているのか、ぜひ岐阜ホールでご覧ください!
また、現在慰問文集を発行するための資金集めをクラウドファンディングにて実施中。この取り組みの詳細なストーリーもご覧いただけますので、こちらをチェック!
岐阜ホールを皮切りに、「大垣・IAMAS(10/29)」、「美濃加茂・茶霞o’carr’e(10/30)」「岐阜・ぎふメディアコスモス(10/31)」の4会場を巡る中間報告会となりますので、お近くの会場を探してぜひお気軽にご参加ください。
住所:東京都台東区上野桜木1-4-5-2F
営業時間:13:00~19:00
定休日:不定休 Twitter:@gifuhall
Facebook:岐阜ホール
Instagram:@gifuhall
LINE@:@910drwyt
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