【岐阜】「ぎふ灯り物語~アート&ヒストリー~」に行ってきました!
岐阜公園や川原町広場で、2021年1月30日(土)〜2月7日(日)に開催されている「ぎふ灯り物語~アート&ヒストリー~」に行ってきました!
これは、会場に展示された岐阜和傘や岐阜提灯をライトアップして、美しく幻想的に演出するイベントで、今年初めて開催されています。
まだ辺りが明るいころに会場に到着。岐阜市歴史博物館の近くにある受付で、「来場者健康確認チェックシート」を記入して検温を済ませます。
展示・体験ポイントは9カ所。暗くなる前にちょっと覗いてみましょう!
ロープウェイ乗り場へ続く石階段には、約30本の和傘がずらり。
抹茶処には、鮮やかな「桔梗和傘」「桜和傘」「家紋和傘」が展示されています!
これだけでも十分見応えがあるのに、ライトアップされたらどうなるんだろうとワクワクしながら、もう1つの会場である川原町へ向かいます。
しばらくすると日が暮れて、川原町広場に素敵なインスタレーションが出現!
ここには約500個もの竹灯籠が円状に置かれていて、中心に立つと柔らかな灯りに包まれているような体験ができます。
再び岐阜公園に戻ると、大きな数字の行灯が光っていました!
これは、毎年冬至の日に、1〜12の数字と干支をかたどって作られた行灯を船に乗せて長良川に流し、その1年に思いを馳せる「こよみのよぶね」で使われた行灯です。昨年作られた「1」「2」「3」の数字が展示されています。
次は岐阜を代表する伝統産業の一つ、岐阜提灯が置かれた空間です。
竹と和紙で作られるシンプルな提灯ですが、「こんなに提灯っていろんな形で作れるんだ」と、職人さんの技のすごさに驚きます。また、手作業で描かれている絵の繊細さにも感動!思わず、ゆっくり見入ってしまいました。
先ほど通った抹茶処の和傘もライトアップされています。明るい時に見たのとは印象が違って、ライトアップされた岐阜和傘は美しさがより際立ちます。
ちなみにこの「桔梗和傘」は明智光秀の「水色桔梗」の形をモチーフにして作られたもの。「桜和傘」は映画「メリー・ポピンズ」で主演を務めたエミリー・ブラントさんへプレゼントするために制作された和傘を、新たに色使いを変えて制作されたもの。どちらも岐阜和傘を全国や世界に発信して話題となった和傘なんです。
そして、一番のフォトスポットへ!
灯りに照らし出された和傘が彩る石階段とライトに浮かび上がる背景の木々があいまって、とっても幻想的な世界が現れていました!
これはグッドデザイン特別賞など数々の受賞歴がある照明デザイナーの山下匡紀による演出なのだそう。
石段を一つずつ登るたびに、カラフルな和傘に心が躍ります。さらに、和傘からは防水のために塗られているエゴマの良い香りが。目だけではなく、匂いでも楽しませくれる展示です。
石段を登ると、岐阜市内に工房を構える5つの和傘屋さんの和傘がディスプレイされていました。
手仕事で一本一本丁寧に作られた和傘を、これほどたくさん一度に見られるなんて贅沢…。和傘は内側からライトアップされているため、糸かがりの部分もくっきりと見れ取れます。
「信長の庭」と名付けられているエリアにある池では、美術家の野口哲哉さんの映像作品を等身大で投影。水辺に映る美しい反射がなんとも言えません。ベンチがあるのでゆったり時間を過ごすのにもぴったり。
最後に、五・七または七・五の十二音で表現する狂俳や、市内の小中学生が書いた句が綴ってある行灯展示を観覧。思い思いのことが素直な言葉で書いてあって、なんだかほっこりしました。
このイベントは2月7日まで開催されています。夜の岐阜公園や川原町に現れる、いつもとは違った美しい景色を楽しんでみてくださいね。
ぎふ灯り物語〜アート&ヒストリー〜
開催期間:2021年1月30日(土)〜2月7日(日)
点灯時間:16:00〜20:00
受付:16:00〜19:40(岐阜市歴史博物館前) ※必ず受付で「来場者健康確認チェックシート」を記入し、検温をお願いします
場所:岐阜公園・川原町広場
YouTube動画:ぎふ灯り物語
※できる限り公共交通機関をご利用ください ※駐車場をご利用の際はこちらをご利用ください
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