【銀座】マリメッコ・スピリッツ/ggg企画展
グラフィックデザインの専門ギャラリーである「ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)」で、2017年11月15日〜2018年1月13日に「マリメッコ・スピリッツ」が開催されていました。
大日本印刷株式会社が設立したggg(スリー・ジー)では、一般の人でもグラフィックデザインの魅力を楽しめるような企画展を開催されており、今回のマリメッコ・スピリッツは363回目の企画展です。
日本にも多くのファンを持つ「マリメッコ」はフィンランドのファッションブランドで、個性的なパターンと独特の色彩感覚でファンを魅了しています。
今回の展示では、マリメッコの3人の女性デザイナー、パーヴォ・ハロネン、マイヤ・ロウエカリ、アイノ=マイヤ・メッツォラーを取り上げ、三者三様なデザインの原画や作品の展示に加え、この企画展のために作られた「日本」をテーマにした作品も見ることができます。
動物や気候、風景など自然の美しさを表現した作品が多く、四季の美しさを楽しむ感性を持った日本人には共感するものがありました。
作品のタイトルや背景を知ると、普段商品として店頭でみていたマリメッコのグッズも、ただかわいいというだけでなく、ストーリーとともに楽しめるような気がします。
今回の展示の目玉でもあるのが「JAPAN inspired」。
3人は全員日本を訪れたことがないそうですが、あえて“JAPAN”をテーマに新作を作るという企画です。
「苔」や「桜と東京の雑踏」をテーマにした作品はどれも日本人としては着眼点が大変興味深く、同時に展示されていたインタビュー映像と合わせて鑑賞すると3人の創作活動に対する考えや表現方法への理解も深まりました。
残念ながら13日でマリメッコ・スピリッツは終了となりましたが、次回は1月22日〜3月17日に「平野甲賀と晶文社展」が開催されます。
gggの展示はデザインを本業としていなくても楽しめる間口の広い展示となっていますので、ぜひ東京にお越しの際はお立ち寄りください!
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
住所:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
開館時間:11:00〜19:00
入場料:無料
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