【揖斐川町】縁舎/岐阜ランチ

揖斐川町谷汲に毎週水曜と金曜にオープンするちょっと変わったカフェがあると知って、訪れてきました!

その名も「縁舎」さん。地域で親しまれてきた善立寺の境内にあり、かつては谷汲村初の保育園だったという築100年ほどの“園舎”を改修して、2021年にオープンした寺カフェなんです。

小さな子どもたちの声が響いていた園舎が、今はこんな素敵なカフェになっているんですね。

靴を脱いで中に入ると、穏やかで居心地の良い空間が広がっていました。もとの建物を生かしながら、新たに人々のにぎやかな笑い声が聞こえる場所へと生まれ変わった縁舎さん。

店主はご住職の息子さんで文化人類学者としてエチオピアの研究をされている川瀬慈さんとエチオピアで出会い、ご結婚されて揖斐川町へと嫁いだ富士美さん。「この場所を再び人が集う場所に」との思いから、1年かけてカフェへとリノベーションをされたのだそう。

歴史を感じるテーブルは、園で教卓として使われていたものなのだとか。本棚にはゆっくりとページをめくりたくなる興味深い本が並び、新刊本の販売もしています。また、エチオピアで作られた手編みのバスケットなども購入することができます。

奥にある部屋は園児たちが本を読んだり、遊んだりしていたのでしょうか。実際に使われていた小さな机や椅子がそのまま置かれていて、お子さんと一緒に訪れて絵本の読みきかせをするのにもぴったり!

ランチはスパイスランチ1,680円とキッシュランチ1,580円の2種類ということで、2人で1つずつ注文。

フレッシュサラダはご住職が境内の畑で育てた採れたての葉野菜を使っているとあって、新鮮そのもの!

2022年10月のスパイスランチは、チキンカレーとレンズ豆のカレーとひよこ豆のカレー、里芋のスパイス揚げ、茄子のサブジ、キャロットラペなどの副菜がついてボリュームたっぷり!カレーはスパイスの複雑な奥行きがありますが、辛さというより優しい旨みが広がってほっとします。

小皿のヨーグルトライタはキュウリとトマト、紫玉葱、カシューナッツが入っていて、それだけで味わっても美味しいんですが、最終的に南インドのミールスのようにカレーに混ぜて食べるとなお美味しい!

キッシュランチは「かぼちゃときのこのキッシュ」と「じゃがいもとほうれん草とベーコンのキッシュ」があり、かぼちゃをセレクト。しっとり、ふわふわで焼き目やタルト生地が香ばしく、あっという間に完食してしまいました!

そして、キッシュランチについていたごまとクルミのパンが、どちらももっちりとして…たまりません!こちらのパンは販売もしていたので、思わずお土産に買って帰ってしまいました。

この日のデザートは梅のシャーベットと葡萄。シャーベットを口に含んだ途端に、梅の香りと味が圧倒的に広がって、梅を食べているより梅を感じます!梅のしっかりとした酸味もツンとすることがなく、むしろ心地いい、とても印象に残るデザートでした。

最後は+250円で珍しいエチオピア式コーヒーをいただけるとのことで注文してみました。エチオピアではジャバナと呼ばれる素焼きのポットにお湯を沸かし、コーヒーの粉を入れて煮出してコーヒーを作るのだそう。あっさりとして後味もよく、まろやかな味わい。小さめのデミタスカップに注ぐため、おかわりもできます。同じく+250円で注文したチャイはスパイスがきいて、カレーの後にセレクトして大正解でした!

縁舎さんは毎週水曜と金曜のほか、不定期で土曜に営業されることもあります。ぜひ、Instagram などで営業日をご確認のうえ、電話またはInstagramのDMにて予約をしてお出かけください!


縁舎 Coffee, Books and Gallery

住所:揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬1550 善立寺境内

営業時間:9:30〜16:00(モーニング〜11:00、ランチ11:30-14:00)

営業日:水曜、金曜 ※土曜不定期で営業の場合あり

TEL:090-5627-8700(川瀬)※電話受付は平日9:00-17:00

WEBサイト:https://teracinema.wixsite.com/ensha/home

Instagram:@ensha.zenryuji

2022年10月16日作成
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